掲載日:2018年02月07日 プロが造るカスタム
取材協力/トップモスト
取材・写真・文/ガスグラフィックス
各種スーパースポーツの中でも、特徴のある表情を見せるヤマハYZF-R1。プロジェクターヘッドライトを中央に寄せたこのデザインは、2009年から2014年まで発売されていた7代目のもの。ウインカーがあるためカウルの上部が広いマジェスティCと、上部にいくほど面積が狭くなるスーパースポーツ系のYZF-R1という対照的なデザインを巧みに融合させている。
広島県福山市にあるZOOMが販売していたリアカウルを加工して装着。フロントのスーパースポーツスタイルに合わせて、マフラーをセンター出しとした。ローダウンスタイルのため、リアタイヤとサイレンサーのクリアランスをしっかりと取りつつ、絶妙な位置に配置してある。
スポーティなイメージを強調するセパレートハンドルもZOOM製。マスターシリンダーは前後ブレンボを使用し、増大したパワーに対応するためストッピングパワーも強化した。メーターパネルにマジェスティCの面影は一切なし。各種メーターなど、全て社外品を使用。
フロント足周りはTMAX純正を移植。マジェスティCなどの一般的なビッグスクーターとTMAXはサスペンションのストローク量が大幅に異なる。走りを追求したTMAXは、スクーターというよりもスーパースポーツ的な足周りが採用されているためだ。これらの移植をする際には、ステムからの大がかりな加工が必要となるため、その技術力も重要。
吸気系はケイヒンFCRを採用。TMAXはSG02Jと呼ばれる初期型(2001年から2004年8月まで)はキャブレターを採用していたため、チューニングパーツとしてFCRが大人気。それをこの“MajeMAX”にもそのまま採用している。
スクーターはエンジン/駆動系とリア足周りが一体となるため、エンジンをTMAXに換装した時点で、リア足周りも必然的にTMAXとなる。12インチホイールのマジェスティCに対して、14インチと大径になるため、走りの安定性も向上する。
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