ヤマハ マジェスティ

走りはスポイルしない車高とロンホイ！
ベストバランスの秘訣は控えめチョイスにあり

バイクとしてコーナリングの曲がる楽しさを味わうにあたっては、ある程度の車高の確保が必須だ。しかしスクーターはローダウンカスタムがセオリーになってしまった以上、ローダウンしながらも走りの両立をしてみたいと思うユーザーも少なくない。

そこで参考にしてほしいのがユーショップセンチュリーのマジェスティだろう。最低地上高は約11cmと数字的にはまずまずの低さ。実際はチョップ量が大きいフェイス効果も加わっているため、数値以上に低く見える視覚的ローダウンが行われている。また潔いエアロレススタイルでロンホイ量も適度だし、これならブレンボにアップデートしたブレーキまわりの意味が出てくるというもの。SHOWカスタムの対極にあるストリートが前提のカスタムだけに、ユーザーが乗って走る楽しみも見据えたカスタムに注目したい。

ヤマハ マジェスティ Machine Detail Check!

フェイス上部のメータープレスラインがポイントのチョップフェイスはモトサービスマック製だ。左右にプロジェクターを埋め込みつつ、ブラック仕上げのヘッドライトインナーで目ヂカラがグンとアップした。

足まわりはラグジュアリー王道のフルメッキとし、絶品のブレーキセクションが華を添える。ローターはグロンドマン東京で、キャリパーは赤ロゴのブレンボキャスティングを組み合せた内容の濃さは必見。

18cmロンホイはヘッド角の角度も完璧。決してロンホイは長い＝偉いではない。要はバランスが一番重要なのだ!! 一方、マフラーは特注の1本で、ワンオフベースの人気サイレンサー164式をインストールする。

ヤマハ マジェスティ CUSTOM MENU

●エアロ…モトサービスマック・チョップフェイス　●吸排気…ワンオフエキパイ、ホットラップ・164式サイレンサー、ワンオフエアクリーナー　●ハンドルまわり…デイトナ・メッキスイッチBOX、デイトナ・ミラー　●足まわり…社外フロントスプリング加工（F）、インナーチューブカット、デイトナ・ローダウンサス（R）、ノーマルホイールメッキ加工、タイヤ（ピレリ・ディアブロスクーター）　●ブレーキ…ブレンボ・キャリパー前後、キャリパーサポート（F／アクティブ、R／ユーショップセンチュリー）、グロンドマン東京・ビッグローター、デイトナ・メッキマスターシリンダー　●駆動系…フルマロッシ　●電装…ワンオフヘッドライト加工　●その他…ワンオフ18cmロングホイールベース加工、ガソリンタンクチョップ加工、ワンオフフェンダーレス、デイトナ・ステップボード