

掲載日:2013年05月07日 試乗インプレ・レビュー
取材・撮影・文/田宮 徹
シート下トランクは50L容量。奥行きがあり、一般的なサイズのフルフェイスヘルメットを2個同時収納できる。ダンパーの装備によりスムーズに開閉するシートの裏側には、自動点灯とオフが切り替えられる照明がある。
ハンドル下部のフロントトランクは、3パートにわかれている。このうち上側左右は、それぞれ1.4L容量。ロック機構はないが、奥行きがあり、長財布やスマートフォン、カードや高速道路のチケットを入れておくのにも便利だ。
フロントトランクのうち、下側に配置された7.2L容量の大型タイプは、車両を離れる際も安心なロック機構付きとなっている。レインウエアや予備のグローブなどの収納にも便利。内部の右側奥には、DC12V電源ソケットを装備する。
電子制御CVTの操作スイッチは、左手側に集約。灰色のボタンにより、AT時のドライブ/パワーを切り替え、黄色いボタンでMT化でき、MT時のシフトチェンジはオレンジのボタンで行う。下側にあるのは、グリップヒーターのスイッチだ。
メインキーシリンダーは、盗難抑止効果を高めるシャッター付き。シートの解錠も行うことができる。その右側に配置されたのは、標準装備されているシートヒーターのスイッチ。フロントのみ、前後オン、オフの3モードが選べる。
マルチリフレクターヘッドライトは、ハイ/ロー時ともに左右両方が点灯する。ヘッドライトの下部には、LEDタイプの別体式ポジションランプを配備。フロントウインカーはクリアレンズタイプで、バックミラーにビルトインされている。
左手側ハンドルスイッチの上部にある青いボタンを押すと、バックミラーを電動で折りたたむことが可能。元に戻す場合もボタン操作でOK。先代LXにも採用されていた機構で、駐車時ばかりでなく、すり抜け時に効果を発揮することもある。
左側に200km/hスケールの指針式速度計、右側にレッドゾーンが8000回転からとなる回転計を配備する。中央の液晶部には、残燃料や燃費、外気温、変速モードなどを表示。回転計内にエコドライブインジケーターも内蔵する。
シートヒーターを標準装備したシートは、大型で居住性に優れた設計。ライダー側バックレストは、工具なしで前後50mmに5段階調整できる。また運転席左側には、目立たないようにデザインされた駐車ブレーキレバーを装備する。
タンデムライダーのフットスペースは、様々な靴底へのフィット性を考慮して大きくフラットにデザインされたボードタイプ。ライダーの足着き性を向上させるため、ライダー側とタンデム側の中間付近をカットしたフロアボード構造だ。
フロントブレーキはダブルディスク式で、キャリパーはニッシン製の片押し2ポットタイプ。ABSを標準装備している。ブレーキの前後連動機能はない。ホイールは、走行安定性に貢献する大径の15インチ。タイヤはラジアルタイプだ。
リアブレーキは、片押し2ポットキャリパーを使ったディスク式で、ABSを標準装備する。14インチ径のリアホイールに装着されたタイヤは、ラジアルタイプで160幅。リアサスペンションはツインタイプで、プリロードの5段階調整ができる。
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