ヤマハ マジェスティ
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ヤマハ マジェスティ – 贅の本質を知っている大人のために

掲載日:2007年06月14日 試乗インプレ・レビュー    

ヤマハ マジェスティの試乗インプレッション

ヤマハ マジェスティの画像

ワインディングで後ろにつかれたら
きっと「ズルイ」と言ってしまうだろう

いよいよ試乗しよう。車体は非常にコンパクト。デザインはスポーティなイメージだが高級感もあり、真新しい感じ。流麗で上品、どんどんカッコ良く思えてくるのが不思議だ。シートは低く、ハンドルが高いので、ポジションはゆったりとした印象。スマートキー採用のためキーホールはなく、メインスイッチを押せばイグニッションが入る。コクピットは賑やかだ。中央に速度計、左に回転計、右に液晶パネルを配置した3連メーター。まずは「ドライブモード」で試乗コースである修善寺サイクルスポーツセンターを周回してみる。完全なオートマチック感覚で、アクセルを捻るだけで坂は上るし、コーナリングもスタンドを擦ってしまいそうなほど安定感を伴って軽快に走る。直線の加速だって250ccとは思えぬパワーだ。

右手の「MODEスイッチ」で「アシスト1モード」「アシスト2モード」をそれぞれ試してみるが、低速からドカンと力が出て、さらにパワフル。「ドライブモード」の時よりも上り勾配を難なく上っていくのだ。「I-Sスイッチ」でシフトダウンし、加速やエンブレを楽しむ。このスイッチはなかなか面白い。ワインディングを走っているとき、こんなのに後ろにつかれたら「ズルイ」と言ってしまうだろう。フロントが12インチから13インチに変わって、さらにホイールベースも長くなり、直進安定性が高くなっている。前後サスの動きが把握しやすく、トラクションが感じやすい。車両全体の剛性感が高くなったことで、スクーターにありがちなヒラヒラ感というかフラフラ感というか、そう言った不安感は解消された。TMAXのスポーツ性の高さに唖然としたことがあったが、そのスポーツ性の高さに歩み寄ったようだ。

ヤマハ マジェスティのオススメポイントは次ページにて

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