PGO ティグラ168R

掲載日:2016年09月28日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

PGO ティグラ168Rの画像
PGO TIGRA168R

小柄な車体にパワフルなエンジンを搭載
高速性能を高めたミドルスクーター

原付二種クラス並みのコンパクトな車体に、パワフルなエンジンを搭載したミドルスクーターです。従来から販売されているティグラ150のVortexCooling水冷エンジンを排気量アップし、さらにエンジン内部パーツや補機類のグレードアップでハイパフォーマンス化したのがこのモデル。ミドルスクーターらしい軽快さを残しながら、動力性能を高めた車両に仕上がっています。

パワーユニットは排気量169.5ccの水冷4ストローク単気筒。ハイカム、セラミックコートシリンダー、強化コネクティングロッドの投入で出力を向上し、それにともなって冷却系と駆動系はそれぞれダブルラジエター、ダブルコグベルトで強化。最高出力は12.5kW/8,000rpm、最大トルクは1.59kg・m/7,250rpmです。ワンプッシュでエンジンを始動してスターターモーターの負担を軽減する機能や、アイドリングストップ機能も採用しています。

車体サイズは全長1,865mm、全幅710mm、全高1,140mm。これは兄弟車のティグラ125やティグラ150と全く同じ寸法です。またタイヤサイズもフロント110/70-12、リア130/70-12と、各車同サイズ。車両の乾燥重量を比べても、ティグラ125より9kg増、ティグラ150と比べるとわずか4kg増に抑えた137kgです。これらの値を見比べただけでも、いかに軽量コンパクトで小回りの利く車体であるかが分かります。

ブレーキはフロントに245mm径のウェーブディスクを採用、リアは220mm径のディスクです。リアサスは無段階プリリード調整機構付きのツインショック。ヘッドライトには高照度のプロジェクターランプを、新デザインのテールランプにはLEDを採用。メーターは回転数を指針式で、スピードやトリップ、時計、燃料計などをLCDパネルで表示。シート下に収納スペースがあるほか、フロントにはポケットとコンビニフックも用意。

車体カラーはマットレットメタリックとマットブラックメタリックの2種類を用意。車両価格は41万5,000円+消費税です。

PGO ティグラ168Rのここがポイント!
  • ● 軽快で小回りの利くコンパクトな車体
  • ● 最高出力は12.5kWの水冷169.5ccエンジン
  • ● 高照度プロジェクター採用のヘッドライト

PGO ティグラ168Rのライバルはこれだ!

  • キムコ
    レーシングキング180i
    ABS+motocam

    ショートホイールベースのボディに水冷の175ccエンジンを搭載したスポーツスクーター。ボッシュ製のABSや二輪車初となるドライブレコーダーの「motocam」などを標準装備。

  • ホンダ
    PCX150
     

    全灯火器にLEDを採用したホンダのスタイリッシュスクーター。大径14インチタイヤの車体に、アイドリングストップ機構などで環境性能を高めた水冷152ccエンジンを搭載。

  • ヤマハ
    マジェスティS
     

    小柄な車体に水冷155ccエンジンを搭載するスポーティモデル。タイヤは13インチ、操縦性と乗り心地にこだわったサスペンションも採用。ヤマハモーター台湾にて生産。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索