キムコ レーシングキング180Fi

掲載日:2014年07月08日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

キムコ レーシングキング180Fiの画像
KYMCO RACING KING 180Fi

コンパクトな車体に175ccエンジンを搭載
キムコレーシングシリーズの最強モデル

軽二輪クラスとしてはコンパクトで軽量な車体に、最高出力12.95kWのパワフルな水冷エンジンを搭載するスポーティスクーターです。台湾のキムコ社では現行のラインナップとしてレーシング125Fiがあり、また生産終了モデルとしてレーシング150Fiもありますが、それらレーシングシリーズの最強モデルという位置付けとなるのが、このレーシングキング180Fi。車体カラーはブルー、ホワイト、ブラック、ブラウンの4種類。車両のメーカー希望小売価格は40万9,320円(税8%含む)です。

車体サイズは全長1,931mm、全幅731mm、全高1,150mm、ホイールベースは1,305mmです。タイヤは前後輪とも12インチサイズ、アルミホイールはスポーティなデザインの10本スポークタイプを採用しています。サスペンションはフロントにゴールドアウターチューブの倒立式フォーク、リアは5段階のプリロード調整が可能なツインショックです。ブレーキは前後ともディスク式で、フロントにはウエーブタイプをダブルで装着して強烈な制動力を発揮します。またドライブケース形状や、スタンドなどのデザインを徹底的に見なおすことで、フラットフロアのスクーターとしては異例の最大バンク角40度を実現しました。

フロントカウルにマウントしたデュアルヘッドライトはマルチリフレクタータイプです。そのヘッドランプ下側にはLED式のポジションランプを内蔵し、夜間走行の安全性を確保すると同時に個性を主張します。テールランプにはアクリルパイプを使用した個性的なデザインを採用、ブレーキランプはLEDです。メーターパネルには、大型で見やすいアナログ式タコメーターと反転タイプのマルチLCD、省燃費走行をサポートするecoランプも内蔵しました。さらに、4つのモードをメインキーで操作でき、ワンプッシュで閉じることのできる新型キーシャッターを採用。メインキーから開閉可能なシート下収納は、ヘルメットを入れても余裕のあるスペースを確保しました。

キムコ レーシングキング180Fi のここがポイント!
  • ● 125ccクラス並みにコンパクトで扱いやすい車体サイズ
  • ● 最高出力12.95kWを発生する175ccの水冷エンジン
  • ● 倒立フォークやダブルディスクブレーキなどのスポーティな装備

キムコ レーシングキング180Fiのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    マジェスティS

    コンパクトサイズで扱いやすいボディに、155ccの水冷エンジンを搭載するスポーティスクーター。最高出力は11kW、生産はヤマハモーター台湾、価格は34万9,920円(税8%含む)。

  • PGO
    ティグラ150

    台湾のPGOがリリースするハイパフォーマンススクーター。コンパクトでスポーティな車体に最高出力12kWのパワフルな水冷エンジンを搭載。価格は37万1,520円(税8%含む)。

  • ホンダ
    PCX150

    PCXをベースに150ccのeSPエンジンを搭載した軽二輪スクーター。アイドリング停止機構、前後連動のコンビブレーキなどを採用。最高出力は10kW、価格は36万720円(税8%含む)。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索