ヤマハ マグザム

掲載日:2009年07月03日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

ヤマハ マグザムの画像
YAMAHA MAXAM

2005年4月、街中でタンデム走行を楽しむユーザーの増加や、高速道路の二人乗り解禁、自動二輪AT免許導入などを背景として、ヤマハ発動機から1台の個性的なスクーターが登場しました。それが今回取り上げる「マグザムCP250(以下、マグザム)」です。

マグザムは一見するとデザインコンシャスなバイクに思われがちですが、開発に当たってはボディの重心位置やライディングポジション、前後シート高、クッション材質、グラブバーの握り易さなど、快適なタンデム走行に必要とされる要素を徹底的に解析。これらを最大の特徴である“ロー&ロング”ボディに盛り込むことで、単なるスクーターとは一線を画すアーバンクルーザーとして仕立てられているのです。また、負荷の掛かるタンデム走行に対応するため、グランドマジェスティから移植された250ccの水冷4バルブDOHC単気筒エンジンには多岐に渡る専用設計を投入。低中速重視の新設計カムシャフトや吸排気タイミング最適化、軽量設計のCVTローラーウエイト、シングル型エアクリーナー、新設計マフラーなどにより、街中から高速道路まであらゆるステージで余裕あるタンデム走行を可能とする優れた運動性能を実現していました。

さらに、タンデム走行時の強力な武器となる軽快でナチュラルなハンドリングは、マグザムのために新開発されたパイプバックボーンフレームやテレスコピック・フロントフォーク、前後13インチホイールによるもの。このように、タンデムクルーズのためにヤマハが持てる技術を惜しみなく投入したモデル、それがマグザムなのです。デビュー以来、施された変更点はカラーチェンジ・追加が中心。どの年式を購入しても価値ある1台と言えるでしょう。

年式で見る ヤマハ マグザム

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2005年モデル

“ロー&ロング”ボディにパワフルな250cc水冷4バルブDOHCオートマチックエンジンを搭載。快適なタンデム性能と居住性を実現した新しいジャンルのスクーターとしてデビューしました。初期のカラーバリエーションは、ブルーメタリックC、ブラックメタリックX、グリニッシュホワイトカクテル1、ビビッドレッドカクテル1の4色。街中に映えるカラーリングが主力だった。

  • ● リラックスできるタンデム空間を徹底追求したモデルとしてデビュー。
  • ● ダイナミックで流れるようなデザインのロー&ロングボディが最大の特徴。
  • ● 街中・高速道路でのタンデムに配慮した専用設計エンジンを搭載。
  • ● 2005年9月には新色のシルバー3を追加し、4色のカラーバリエーションとした。

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2006年モデル

2006年には人気を反映して、ストリートファッションに映えるシックな「シルキーゴールド」及び、躍動的でカスタム感を漂わせる「ベリーダークバイオレットメタリック1」を新たに設定。既存のブルーメタリックC、ブラックメタリックX、グリニッシュホワイトカクテル1と合わせて5色展開となりました。斬新なデザイン、タンデム快適性などは健在。

  • ● 斬新なデザイン、タンデムの快適性、街中での走行性能や足つき性の良さなどは変更なし。
  • ● ストリートファッションに映える新色を設定して人気を加速させた。

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2007年モデル

デザイン性、タンデム性能などは変更がないものの、オール塗装ボディを採用し、質感を大幅にアップさせたのが2007年モデルの特徴です。また、排出ガス規制対応を施すとともに変速特性を変更。市街地走行でのパワーフィーリングの向上を図っています。オール塗装ボディは、アメリカ西海岸を走るラグジュアリーな四輪車イメージ。

  • ● カラーバリエーションはゴージャスなブラウン+ベージュのほか、メタル感溢れるシルバー、エレガントなホワイト、シックなブラックの4色展開。
  • ● 20PS/7,500rpmの最大出力に変化はないものの、最大トルクは22N・m (2.2kgf・m)/5,500rpmと僅かに向上している。

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