

掲載日:2011年06月16日 試乗インプレ・レビュー
伝統の4カムエンジンを搭載する
スポーツスターのスタンダードモデル
幅が広くマシンを押さえ込みやすいXRバーのハンドルや、ハーレーワークスマシンを思わせるチェッカーグラフィックをあしらった燃料タンクを装備し、ダートトラックレーサーを思わせる XL883R。スポーツスターファミリーの中でも、高いスポーツ性を持つモデルとして人気を集めている1台だ。
883Rが登場したのは2002年。883ワンメイクのダートトラックレーサーをモチーフとした、走りを意識させるモデルとして誕生。デビュー当初は2in1マフラーを採用していたが、2004年モデル以降は2本出しマフラーに改められている。また、2004年はスポーツスターにとって大変革を迎えた年。エンジンのほとんどのパーツが新設計され、通称でニューエヴォリューションと呼ばれる世代に進化。フレームも新設計されるが、その最大の特徴はエンジンマウントがラバーマウント化されたこと。2008年からは吸気システムをインジェクション化。環境問題に対応するとともに、始動性向上など日常使用での利便性も向上させている。
車高の高さが生み出す、高い運動性
シンプルながら煮詰められたシャシー性能
近年のハーレーは、全般的にローダウン化が進んでいる傾向がある。ロー&ロングは、クルーザーのひとつのアイコン。スタイリングの良さは認めざるを得ないが、国内の道路事情を考えると諸手を挙げての歓迎もできない。交差点で曲がるたびにステップやマフラーを擦るのは気持ちの良いものではないだろう。その点、883Rはサスペンションが長めで、車高が高く設定されている。ステップやマフラーの位置も高めなので、バンク角は充分に確保されている。これは、スポーツランだけでなく、日常使用でも大切な要素。
フロントブレーキにはダブルディスクを採用。これは883シリーズでは唯一。スポーツスターファミリーの中では、他にXR1200Xにしか採用されていない装備でもある。ブレーキディスクはリジッドタイプ、ブレーキキャリパーはピンスライド式の2ピストンと、メカニズム的に目新しさはないが制動力は充分。ハーレーはリヤブレーキで止まるもの…という考え方が古いものだとしても、ブレーキングのフロント依存度が高い車種だと言えるだろう。…この記事の続きをバージン・ハーレーで読む
価格(消費税込み) =
[モノトーンカラー] 99万8,000円
ダートトラッカーをモチーフとする XL883R は、ルックスだけでなく走りもスポーティ。軽快な走行性能と、スレンダーな車体がもたらす取っつきの良さは、ストリートスポーツとしてひとつの完成形を見ている。スポーツスターファミリーのみならずハーレーダビッドソンのスタンダードモデルと言える。
■サイズ = 全長2,245×全幅935×全高1,150mm
■ホイールベース = 1520mm
■最低地上高 = 141mm
■加重時シート高 = 714mm
■ボア×ストローク = 76.2×96.8mm
■最大トルク = 67Nm/3,500rpm
■タンク容量 = 12.5L
■燃費 = 25.5km/L(ハイウェイ) 19.1km/L(市街地)
■エンジン = Evolution (インジェクション)
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