掲載日:2016年02月12日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
発売当初、250クラスで唯一だったVツインエンジン搭載のクルーザーモデルです。国内向けとしてはXV750ビラーゴ、XV400ビラーゴに続くビラーゴシリーズの末弟として、1988年の1月に発売となりました。車両価格は38万9,000円。ビラーゴシリーズは、イージー、コンフォータブル、トラディショナル、パワフルという共通コンセプトを掲げていますが、このXV250ビラーゴももちろん、兄貴分の750や400と同じ考えをもとに作られています。
エンジンは新設計の空冷60度Vツインです。ボアが49mmなのに対して、ストロークは66mmもあるロングストロークな設計は、頼りがいのある低中速トルクが期待できます。総排気量は248cc、圧縮比は10.0で、カタログ上のスペックは最高出力23ps/8,000rpm、最大トルク2.2kgm/6,000rpmとなっています。また、鼓動感を強調するために排気系にチャンバーを設けたり、葉巻型のサイレンサー2本を車体右側に並べるなど、アメリカンらしさの演出はパワーユニットの各部にまで及びます。
ハンドルはフラットタイプとプルバックタイプの2種類が用意されていました。容量9.5Lの燃料タンクは、いかにもアメリカンなティアドロップ型のデザインです。シートはセパレートタイプでシートハイトは685mm。ステップはクランクケースの前方に位置し、足を投げ出すような乗車姿勢になります。ホイールはやはりアメリカンらしくワイヤースポークタイプが採用されています。また乾燥重量は137kgと、軽くて扱いやすいバイクに仕上がっています。
XV250ビラーゴ発売の翌1989年には、バリエーションモデルとしてツートーンカラーのXV250ビラーゴスペシャルが追加となりました。また、1994年モデルからはフロントに2ポットキャリパーが採用されるなどの改良も加えられています。同じく1994年にはメッキサイドカバーなどを採用した豪華装備のXV250Sビラーゴが登場しました。
セミダブルクレードルのフレームに、軽快で経済性も高い空冷の並列2気筒を搭載したアメリカンスタイルのスポーツバイク。1985年4月発売、車両価格は33万9,000円。
エリミネーターシリーズ共通のドラッグスタイルに、GPX250R系のパワフルな水冷直列2気筒を搭載。最高出力は40ps/12,500rpm。発売は1987年3月、車両価格は38万9,000円。
ドラッグスターシリーズに共通するロー&ロングのシルエットとボリューム感あふれるスタイルを踏襲。エンジンは空冷60度Vツイン。2000年6月発売、車両価格は49万9,000円。
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