【Page2】充電電圧の確認とバッテリーチェック

掲載日:2010年01月13日 特集記事    

記事提供/2009年4月1日発行 モトメンテナンス No.82
■Text/A.KURITA 栗田 晃 ■Photo/MOTO MAINTENANCE 本誌編集部

エンジン停止時の電圧同様、稼働中の充電電圧も重要

満充電時に12.8V前後まで上がるのが理想。

ヘッドライトやウインカーなどの燈火類を作動させるだけでなく、スパークプラグに火を飛ばすためにもバッテリーが必要。ガソリン残量やオイル量と違い、外から見ただけでは充電されているかどうか分からないバッテリーの状態を知るには、サーキットテスターを用いる。使い方は簡単なので是非活用したい。

 

スポーツスターのバッテリーは密封式・補水不要のメンテナンスフリータイプなので、電圧を測定することでコンディションを判断する。スペック上では直流12Vとなっているが、使用状況によって実際の電圧は上下するからだ。

 

一般的に、良好なコンディションのバッテリーは、100%充電状態で12.8~13Vを示す。サービスマニュアルには、エンジン端子時のバッテリー電圧が12.2Vの場合、充電状態は25%まで低下していると書かれており、セルの回り方やライトの明るさに問題がなくても補充電するように指示がある。

 

一方、エンジンが掛かってオルタネーターから充電されている時には、端子電圧は14V台まで上がるはずだ。測定値が15V以上を示すような場合は、レギュレーターの不具合が考えられる。

 

また、バッテリーにつながるプラスとマイナスのケーブルが劣化することで電気の流れが悪くなることもあるので、バッテリーを外したらケーブルの状態をチェックしておくことも大切だ。 

 





 

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