レースから生まれたマジカルレーシングのカーボントリムスクリーンの画像

マジカルアイデンティティから生まれたカーボントリムスクリーン

  • 取材協力/マジカルレーシング  撮影/箱崎太輔  取材・文/平尾慎一  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
  • 掲載日/2017年2月14日

スーパースポーツバイクが持つ前衛的フォルムデザインのカウリングに、理想のカスタムスクリーンをベストフィットさせるために生まれたのが『カーボントリムスクリーン』だ。その高いフィッテングから生まれる空力性能が評価され、かつてMotoGPを湧かせたケニー・ロバーツ率いるモデナスKR3にも採用された、ハイブリッド型スクリーンなのだ。

視界&風防効果が格段にアップする
2ピース構造のスタイリッシュなスクリーン

近年、ますます前衛化するスーパースポーツバイクのカウリングデザイン。そのデザインや特殊な形状に合わせた理想のフォルムのスクリーンは、アクリル一体では実現できなかった。そこで生まれたのが、カーボンとアクリルの2ピース構造を採用したハイブリッドスクリーン、これこそがマジカルアイデンティティの結晶『カーボントリムスクリーン』だ。

その理想の形を実現したカーボントリムスクリーンは、ヘルメット形状にラウンドし、視界の向上とライダーへの防風など空力効果を飛躍的に向上させた。アッパーカウルのスムーズな一体感をもたらすカーボンアタッチメントは、軽量かつ高強度をもたらし、視覚的にもレーシーな雰囲気を演出する。MotoGPをはじめ多くのレーシングマシンでも同様の構造が採用されていることからも、その性能やデザイン性の高さが伺える。

デザイン&機能の両立に成功したスクリーンの最終進化形!

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マジカルレーシングの新製品となるカワサキNinja H2用カーボントリムスクリーン。カーボン素材を用いたスクリーンはエアロダイナミクスを追及した同マシンの好戦的なデザインにマッチ。もちろん高速走行時の風防効果も抜群。

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スズキGSX-S1000用バイザースクリーン。メーター周りが露出しているノンカウルモデルにとっては、高速道路走行時の風防効果は抜群。疲労低減に貢献する。

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カーボン素材は平織りと綾織りの2タイプからチョイスできる。カーボン素材は視覚的にもコックピット周りをレーシーな雰囲気に演出してくれる。使用するカーボン素材は東レ製。

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圧空形成のスクリーンはクリア、スモーク、スーパーコートの3タイプをラインナップ。スーパーコートはスクリーン&ハードコート層、ミラーコート層を施したモデル。ミラーコートはライダーからの視界に影響するため、あえて表面のみコーティング。撥水処理も施され、車検対応。

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純正スクリーンと比べて平均3~4cmほど高くデザインされたカーボントリムスクリーン。スクリーン部を高くすることで風防効果のアップを狙う。高速走行時においてその違いは歴然。ロングツーリングではライダーの負担を軽減してくれる。

マジカルレーシング

マジカルレーシング

住所/大阪府柏原市国分東条町4284-2
電話/072-977-2312
営業/10:00-18:00
定休/土日祝、年末年始

1983年に創立したバイク用ボディパーツの総合パーツメーカー。FRPやカーボン素材を用いたカウルをはじめ、スクリーンやミラーなどのパーツを開発・販売している。国内外のオートバイ用に対応した豊富なパーツラインナップを誇る。