掲載日:2025年07月15日 購入基礎知識 › バイク購入基礎知識
取材・文/小松 男
この1年間の『グーバイク買取』ランキングを振り返ってみると、ホンダ・PCXの強さが際立っています。とくに2025年2月から6月までは5か月連続で堂々の1位! その前も10月・12月にトップを飾っており、ランク外はわずか2か月だけという、圧倒的な人気ぶり!!
ちなみにPCXは2010年にタイで生産がスタートしたグローバルモデル。初代からアイドリングストップ機構を搭載するなど、環境性能にもいち早く対応し、今では世界中で愛されるロングセラーに成長しました。
デザイン性、燃費、走りのバランスに優れ、日常使いからちょっとしたツーリングまでオールマイティ。だから「買いたい人が多い=高く売れる」! 中古市場で圧倒的に“選ばれる理由”がここにあります!
2025年6月度のグーバイク買取ランキングで2位にランクインしたのは、永遠の快速原付スクーター、ヤマハ・JOG! 1月に4位を記録して以来、5か月ぶりの登場となり、順位もアップしています!
昭和世代にとっては“オカーサンの買い物バイク”のイメージからスタートし、その後はホットバージョンの登場で若者の支持を集めるなど、時代とともに幅広い層に親しまれてきたモデルです。現在は、コンパクトでポップなデザインと、使い勝手の良さで老若男女問わず人気の一台となっています。
50cc原付廃止の話が進展しない中、JOG125をベースにした出力控えめの“原付一種版”の噂もあり、今後の動向は不透明。しかし、だからこそ今は「買い」も「売り」も狙い目と言えるのかもしれません!
6月度グーバイク買取ランキングの3位には、CB400 Super Four VTEC Revoがランクイン! 初代CB400 Super Fourの登場は1992年(平成4年)。全国の教習所で長年使用されてきたことから、普通自動二輪免許(旧・中型)を持つ多くのライダーにとって“最初に触れたバイク”としてもおなじみのモデルです。
最終型であるVTEC Revoには、ホンダの技術が惜しみなく投入されています。特に注目なのは可変バルブ機構・VTEC。低回転域では2バルブで燃費と扱いやすさを重視し、高回転域では4バルブに切り替わってパワーを発揮する仕組み。しかも、レッドゾーンは驚異の1万3000回転!
2022年に生産終了となった今も人気は衰えず、プレミア価格で取引されるケースも。まさに“日本が誇るミドルクラスの傑作”といえるでしょう。
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グーバイク買取ランキング6月度の4位には、ヤマハ・SR400がランクインしました。1978年に誕生したこのモデルは、高性能化が進んでいた当時のバイク業界において、あえて空冷単気筒エンジンを採用したシンプルな構造で登場。今でいう“ネオクラシック”の先駆けとも言える存在です。
シングルレースのベース車両としても支持を集め、2000年代前後にはカスタムブームの波に乗ってSRカスタムが一大トレンドに。2021年の生産終了まで、40年以上にわたって多くのライダーを魅了し続けました。
……とはいえ、「もう手に入らない名車」と思うのは早計です。中古車市場では現在も流通豊富で、グーバイクには600台以上が掲載中(令和7年7月13日現在)。今では珍しいキック式スタートを、ぜひ一度体験してみてください!
6月度のグーバイク買取ランキングで5位にランクインしたのは、前月に続いてヤマハ・MT-09。「ダークサイド・オブ・ジャパン」という挑戦的なコンセプトのもと、初代が発表されたのは2013年。新開発の3気筒エンジンとストリートファイター系のスタイリングが話題を呼び、一躍ヒットモデルとなりました。
2021年には排気量の拡大や新設計フレームの採用などでフルモデルチェンジ。現行型はさらに、デザインやライディングポジションの見直しなど、ブラッシュアップが施されています。
個人的には、初期型の“じゃじゃ馬感”のあるキャラクターもMT-09らしくて印象的。最新型の優等生的な走りより、旧モデルのフィーリングが好きというライダーも少なくないかもしれませんね!
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