ドゥカティ | DUCATI XディアベルS | X Diavel S

車輌プロフィール

ディアベル(2011年-)に「カーボン」という上級仕様が存在していたように、Xディアベルには、Sバージョン(XディアベルS)が、2016年の発売と同時に設定された。可変バルブタイミング機構を備えた1,262ccの水冷L型2気筒「テスタストレッタDVT」エンジンやドゥカティパワーローンチ(DPL)などの電子制御はベースモデルそのままで、XディアベルSは、もともとブレンボ製のフロントブレーキキャリパーが、ブレンボ製のM50にグレードアップされ、フロントフォークのインナーチューブにDLC加工が施されて、摺動(しゅうどう)性の向上(摺動とはすり合わせて動かすこと。この場合、フォークのストロークが滑らかになる)などがはかられていた。ホイールも専用デザインで、エンジンのタイミングベルトカバーもSバージョンのためのものだった。スマートフォン(電話やインターネット接続機能などを備えた、2010年代当時の携帯式情報端末)とペアリングして、多機能に情報を扱うことができるインフォテインメント・システム用Bluetoothモジュールも搭載していた。2021年モデルでユーロ5(欧州環境規制)に適合するとともに、サレンサー形状が変更された。

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