カワサキ | KAWASAKI ニンジャZX-6R | Ninja ZX-6R

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

ニンジャZX-6Rが日本国内の正規ラインナップに加わったのは、2019年モデル(2018年12月発売)からだったが、さかのぼること10余年前から存在していた。欧米ではミドルクラスにあたる600ccクラスのスーパースポーツモデルとして、1995年に初代モデルが発売されたニンジャZX-6R。カワサキには、ZZR600が存在したが(国内向けZZR400の海外仕様車)、ZZRがツアラー路線なのに対して、ニンジャZX-9Rの弟分にあたるZX-6Rはサーキット指向のモデルだった。デビュー当初から短いスパンでのモデルチェンジを繰り返し、95~97年のF型から、98~99年のG型、2000~01年のJ型、02年のA型、03~04年のB型、05~06年のC型、07~08年のP型、09~12年のR型と変遷していった。2013年に登場したE/F型(FがABS搭載)以降は、モデル継続となっている。また、当初599ccだった直列4気筒エンジンは、02年のA型で636ccに拡大されてストリート寄りとなり、翌03年からは、そのストリート仕様になったZX-6R(B)とは別に、SS600用レースのためのニンジャZX-6RR(599cc)を派生させた。ZX-6RとZX-6RRの併存は、06年まで続き、07年のP型からは、再び排気量を599ccとして、ニンジャZX-6Rに一本化された(バイクブロスではZX-6RRを別モデル扱いとした)が、13年には再度636ccに拡大されている。なお、ニンジャZX-6Rは一貫して海外専用モデルであり、カワサキの海外向けモデルを輸入販売するブライトコーポレーションによって逆輸入されていいたが、2016年を以て休止された。しかしながら、カワサキのUSサイトでは、2018年モデルの存在が確認できた。2018年10月には、フルモデルチェンジした新型が登場し、G/H型(GがABS搭載)が2019年モデルとして発売された。このとき、ZX-6Rとして初めて日本仕様が設定されることが予告され、2018年12月から販売された。日本仕様は、2024年モデルでスタイリングを一新。2020年前後からの「ニンジャ共通顔」を脱した新デザインを採用したJ型が国内市場に導入された。メーターはフルカラーの全面液晶タイプになった。

1998年 Ninja ZX-6R (カタログメイン)
1998年 Ninja ZX-6R
フルモデルチェンジ
1998年モデル
カワサキ Ninja ZX-6R

初めてのモデルチェンジを受け、G型となった(ZX600G1)。カウルイメージはF型を踏襲していたが、ヘッドライト下のラムエアダクトがスムーズ化されているなど、実際はほぼ変更されていた。リアタイヤの幅が、これまでの160から170に拡大された。

基本スペック

タイプグレード名 Ninja ZX-6R
モデルチェンジ区分 フルモデルチェンジ
型式 ZX600G
仕向け・仕様 海外向けモデル
ホイールベース (mm) 1400
シート高 (mm) 810
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 599
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 66
行程(ピストンストローク)(mm) 43.8
圧縮比(:1) 11.8
最高出力(kW) 80.5
最高出力(PS) 108
最高出力回転数(rpm) 12000
最大トルク(N・m) 65.7
最大トルク回転数(rpm) 10000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 18
燃料(種類) ハイオクガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 120/60R17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 170/60R17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス
メーター表示:エンジン回転計