カワサキ | KAWASAKI KDX125SR

車輌プロフィール

2ストエンジン搭載のオフロードモデル「KDX・シリーズ」における125ccクラスだったKDX125SRは、1990年モデルで新発売され、1999年モデルまで生産された。モトクロスレーサーのKX125をベースに、ヘッドライトやウインカーなどの保安部品等を装備した、公道走行可能なトレール、それがKDX125SRの成り立ちだった。車体の構成で異なるのは、リアホイールサイズ。KX125は、モトクロスレーサー標準の19インチだったが、KDX125SRは、18インチ。これはエンデューロレーサーの標準サイズであり、公道仕様のオフロードトレールでの標準でもあった。排気量124ccの水冷2スト単気筒クランケースリードバルブエンジンの最高出力は、22psをマーク。2ストらしいパンチのある出力特性だった。ミッションは6速、ブレーキは前後とも油圧ディスク式、フロントフォークは倒立タイプ、バッテリーレス仕様。1994年モデルで、リアサスがリザーバタンク付きになったこと以外に変更はなく、原付2種に対する平成11年排出ガス規制が、生産中のモデルに適用される2000年9月を前に、生産を終えた。

1999年 KDX125SR (カタログメイン)
1999年 KDX125SR
カラーチェンジ
1999年モデル
カワサキ KDX125SR

KDX125SRの最終仕様。カワサキの公道向け125ccオフロードバイクは、KLX125(2009年12月発売)まで途切れることになった。

基本スペック

タイプグレード名 KDX125SR
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ
型式 DX125A
発売年 1999
発売月 2
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2115
全幅 (mm) 855
全高 (mm) 1190
ホイールベース (mm) 1395
最低地上高(mm) 260
シート高 (mm) 860
乾燥重量 (kg) 104
車両重量 (kg) 117
乗車定員(名) 2
原動機型式 DX125AE
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 124
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 56
行程(ピストンストローク)(mm) 50.6
圧縮比(:1) 8
最高出力(PS) 22
最高出力回転数(rpm) 9500
最大トルク(kgf・m) 1.9
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PE28
燃料タンク容量 (L) 9
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 1.2
燃料(種類) レギュラーガソリン
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 BR9ES
点火プラグ必要本数・合計 1
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 1.20
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.272
2次減速比 3.466
変速比 1速 2.726/2速 1.733/3速 1.276/4速 1.000/5速 0.879/6速 0.806
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 52
チェーンサイズ 428
標準チェーンリンク数 132
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 26°30′
トレール量 (mm) 98
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 70/100-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 44
タイヤ(前)速度記号 P
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 4.10-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.6
ホイールリム幅(後) 1.85
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.50
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.75
ヘッドライト定格(Hi) 30W/30W
テールライト定格(制動/尾灯) 18W/5W
スピードメーター表示形式 アナログ