ヤマハ | YAMAHA TZR125

車輌プロフィール

TZR125は、1987年から1990年代の終わりまで販売された2ストロークエンジン搭載のロードスポーツ。1985年から販売されていたTZR250の小排気量版、というかたちだが、フェアリングレスのネイキッドスタイルだった。TZR250やレーサーのYZRのようなデルタボックスフレームに搭載されるエンジンは、排気量124ccの水冷2スト単気筒エンジンで、ストレート吸気やクランク室リードバルブ、パワージェット装備のVMキャブレター(強制開閉)などによって、22psの最高出力を実現していた。ミッションは6段リターン式で、登場時は、フロント16インチ、リア18インチのホイールを採用し、ブレーキは、フロントがディスク式、リアはドラム式だった。1988年には、フルフェアリング仕様車が500台限定で販売され、1990年モデル(89年11月発売)では、フロントホイールを17インチ化するとともに、リアブレーキにも油圧ディスクを採用。1992年モデルでは、メーターまわりをTZR250Rと同タイプとしたほか、ヘッドライトは自動昼間点灯となり、ハザードランプを採用するなどの変更を受けた。1994年にカラーチェンジを受けたのが、日本国内での最終仕様となった。日本での生産と販売が終わった後も、イタリア(ベルガルタヤマハ)を中心にTZR125名のモデルはラインナップされ、その中で、TZR125RやTZR125RRなどが登場していった。

年 TZR125RR (カタログメイン)
年 TZR125RR
年モデル
ヤマハ TZR125RR

基本スペック

タイプグレード名 TZR125RR
乗車定員(名) 2
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
動力伝達方式 チェーン
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式