四国エリア(高知県) カテゴリ:自然
2022-10-21 23:52:09 走行日:2022-10-15〜2022-10-15
グー!(30)
今年は、3年ぶりにR321ミーティングが開催されると春に告知があったので、休みを申請して楽しみに待っていた。
ところが、10月に入って天気の良い日が続いていたのに、開催日の第3週末は雨予報。気象情報でも「週末は天気が崩れる」とずっと言っていた。
ただ、その前日まで晴れるとの予報がかなり怪しくて、当日になって予報が変わる精度の低さ。ならば良くなる方に期待しよう。
残念ながら、木曜日の夜にミーティングは中止との連絡があった。主催者としては苦渋の決断だったに違いないが、崩れると言われていた土曜日の天気が良くなったのを見て、これはもしかしたらと思っていたら、金曜日になって日曜日も晴れ予報に変わった。ラッキー!
もっとも、月曜日の雨だけは変わらないし、それを機に気温が下がるのも昨年と同じ。念のためセーターもと荷物は増えるが仕方ない。荷造りして土曜日の早朝、まだ暗い時間に家を出た。それでも例年よりは遅く、いつもは大津PAで夜明けを迎えるのに、既に日が昇っていた。
うん、晴れてる。
大阪池田で工事通行止めの掲示板にドキッとしたが、間違えないように左ルートで高槻JCTから新名神へ。ここまでは、冬ジャケットに冬グローブ、オーバーパンツを履いていてもひんやりするくらいだった。
茨木千堤寺PAへ止まり、トイレから出てくると隣にニンジャが止まっていた。
寒いので、電熱グローブに変えるところだと言う。気を付けてと挨拶し、三木JCTから徳島方面へ。
何度走っても、3kmほどある舞子トンネルを抜けて目の前に明石海峡大橋が現れると、その大きさに圧倒される。風がなくても渡る時はいつも緊張するのも同じ。
ここまで来ると暖かい。淡路SAで止まって橋を眺め、ピロシキを買って朝食。オーバーパンツを脱ぐとジャケットのインナーも外した。
給油を済ませて出発。
淡々と淡路島を走り、鳴門大橋では左車線をのんびりと。下を見ると船が見える、その横に小さな渦が2つ。今回も見れたのに満足して四国へ。
今日は特に寄り道するでもなく、R321の東側(イベントは足摺岬から大月へ向かう西ルート)を走りたいと思っていたので、高速で徳島から高知へ向かった。
青空が広がり、爽やかで気持ちの良い天気のもと、単調な高速を走っているとボ〜ッとしてくる。
上板SAで止まり、少し歩いて伸びをしたりして戻ってくると、「名古屋からですか」と隣のバイクのオーナーに声をかけられた。
はい、そうです。
「僕も2年くらい住んでいたんですよ」
バイクを見ると八王子ナンバー。
東京からですか?
「いえいえ。今は大阪に単身赴任してるんです。今日はどちらへ?」
友人達と柏島に集まるんです。
「まだかなりありますね。僕たちは大歩危辺りでのんびりです」
お気を付けてと挨拶して、彼は売店の方へ去っていった。
再び走り出したが、今度はだんだん暑くなってきた。吉野川SAで止まり冷たいものを飲む。
すると『美濃田淵はこちら』という看板が目に留まった。走ってばかりだったから少し歩こうか。
ETCインターの横を通って吉野川へ向かう。と言っても直ぐだ。川辺りにはキャンプ場もあり、東屋が建っていた。展望台かなと近づくとおばさまが2人お弁当を食べていた。
お邪魔しても大丈夫ですか?
「どうぞ、どうぞ」
気持ちの良い所ですね。
「いつもここで弁当を食べとる。密にもならんしね」
お近くなんですか。
「そうだね。どちらから来られたの?」
愛知です。
そりゃあまた遠いねと話は続き、四国以外にもあちこちの地名が出てきたり、なんだかんだと弁当を食べ終わるまで話し込んで、気が付けば昼を回っていた。
お礼を言ってバイクへ戻る。すると、ここでも隣のライダーから話しかけられた。この方も名古屋に住んでいたことがあり、地元の徳島へ戻ってきたら走る場所が無いと嘆いていた。四国にもカルストやいい道があると思うが、ビーナスラインの方が魅力的らしい。
さすがに時間が気になり先を急ぐことにした。夜の宴会を考え昼はサンドイッチで済ませ、須崎東ICで下りて給油すると再び四万十まで無料区間を走る。四万十川沿いを走るR381の分岐を過ぎると、ここから先は初めての道だ。のんびりペースの4輪に連なっていたので、休憩しようと道の駅『なぶら土佐佐賀』へ。
すると、なにやら見たことのない車が止まっていて人が集まっている。話を聞いたら、東京オリンピックの時に先導車として使われた電気自動車だという。市販はされていないそうだが航行距離は350kmだとか。
デモンストレーションでこの辺りへ来ているとのこと。
そのうちにこうした電気自動車が主流になっていくのかな等と考えながら、本日のソフトをいただき出発。
いい天気だがバイクは思ったよりも少なく、時おりすれ違うとヤエ〜を楽しんでいた。大きく手を振ってくれるバイクも。こちらも振り返す。と、突然サイレンと共に救急車、続けてパトカーが2台。事故かな? 見かけなかったけどと思って走っていたら、後ろから大きなクラクション。あれ? 白いB-king、ブロ友だ。
「手を振ったら応えてくれたから、気づいたと思ったのに」
ごめんなさい。てっきりヤエ〜かと。
「このバイクは珍しいでしょ」
実は、バイクをしっかり見ていなかったので平謝り。
「ちょっと行き過ぎちゃったけど」と裏道から少し戻って、バイクの撮影ポイントへ案内してもらった。
青い海と青い空をバックにパチリ。
そこから、私が走りたいと思っていたR321の東側を走ったが、足摺岬まで行くともう一組との待ち合わせに間に合わない。
大岐の浜の海岸だけ眺めると、その先で「車に乗り換えてくるから道の駅で待っていて」と別れた。
道の駅『めじかの里 土佐清水』へバイクを止め、着いていた虫を払ったりしていると、突然白い軽四が止まり、中から見覚えのある男性が。
「バイクを見かけて、もしかしてと思って」
3年前のサニーミーティングで、足摺岬で受付をされていたスタッフだった。
そこへブロス友も到着。偶然だね〜と暫し談笑。「残念ながら、明日は晴れそうだね」晴れて残念というのも変だけど。
あまりゆっくりしていると日没に間に合わないので挨拶して出発。太平洋を照らす太陽を眺めながら走るサニーロードは最高だ。
柏島の入口で、雨予報を聞いて車で参加することになった京都と東京のブロス友と合流すると、いつもの栢島展望台までスイスイ走り、駐車場へ着いた時はまさに日が沈む瞬間。
あいにく水平線には雲があり海に沈むところまでは見れなかったが、今回もきれいな夕陽を見れた。
今日の宿は、王様の日記でも紹介されている柏島ヴィレッジ。宿へ着くと荷物を解き、着替えると早速宴が始まった。
新鮮なお刺身や野菜はどれも美味しく、泊まりなのでお酒もいただきながらワイワイと宴会は続いた。
お土産のスイーツもいただきお腹一杯になって外のデッキへ出ると、満天の星空。天の川も見える。月の出も眺めた。
明日も晴れるね。
雨予報はどこへ?
晴れて残念って、バイク乗りには不思議な言葉かも。
そんな会話をして、翌日の四国最南端を楽しみに眠りについた。
本日も無事故無違反、無転倒でした。
走行距離 約720km
本日のレギュラーガソリン 187円/L(淡路SA)、174円/L(須崎市)
※燃費はまとめて最後に載せます。
吉野川SAにて
SAから歩いて見に行った美濃田淵。
その途中にあった木が紅葉し始めていました。
左下は、徳島出身のライダーのバイク。普段はもう1台青いバイクと3台で走ることが多いので、『信号機』と呼ばれているそうです。
道の駅 なぶら土佐佐賀で見かけた電気自動車
東京五輪で先導車を務めていたという電気自動車。
記念撮影をしているところを脇からパチリ。
スタイルも独特ですね。右側に100Vと200Vの充電口、左には急速充電用の充電口があるそうです。
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