バイクSNS バイクブロス・コミュニティ-ツーリングやカスタムレポート

国道のNo.1とNo.2の最高地点を巡る、初めてのキャンプツー 〜 2日目

関東エリア(群馬県) カテゴリ:自然
2017-08-23 22:58:43 走行日:2017-08-19〜2017-08-20
グー!(65)

外の明るさで目覚めると、ちょうど5時だった。
「雲海が出ていますよ」と話すBさんの声が聞こえる。周りのキャンパーのざわめきも…
さすがにみんな朝が早い。
少し支度をして外へ出る。夜半に降った雨でテントはびっしょり。指で弾いて雨粒を落としスイムタオルで拭くと、水はほとんど残らなかった。

洗顔を済ませRさんと雲海を見に行くことにし、周辺を少し散歩する。坂道を下るが、木が邪魔して視界が開けない。残念。行きは下りで良かったが帰りは登り。涼しいがさすがに汗が出る。テントへ戻ると椅子を出して休憩。

白根山方面は、あいにく雲に覆われて見えないので、急いでも仕方ない。夜の宴会ができなかった分、のんびりお喋りを楽しんだ。
そのうちに回りのキャンパーが撤収の準備を始めたので、私達も片付ける。テントはすっかり乾いていた。ペグを抜いて紐を外し…と、組み立てと逆の手順でやるが、Bさんはさっさと片付け終わってるのになかなか終わらない。おまけに畳み方も下手なのでシュラフもテントもかさばってバッグがパンパン。回を重ねるとうまくなるのかな?

ワイワイと片付けていると、お隣のハーレーライダーは、タープまで張っていたのにあっという間に片付けて、礼儀正しく挨拶して旅立っていかれた。

お向かいにいた小学生くらいのお子さん2人を連れた家族連れのご主人が、「バイクのナンバーがバラバラですね。どういう集まりなんですか?」と声を掛けて来た。
「バイクのSNSで知り合ったメンバーで、初めてのキャンプツーなんですよ」と答える。見れば石川ナンバー。昨日渋峠を抜けてくるのに、荷物と人を満載にした軽四では上りが辛かったとおっしゃっていた。そうだろうな。

挨拶をして出発。キャンプ場からの出口が、ぬかるみの下り坂で緊張したが、なんとかコケずに出れた。入る時もそうだったが、ダートの坂道は苦手だ。

草津の道の駅で飲み物を補給して本日のメインイベント、国道の最高地点を目指す。今日はRさんが船頭だ。
ところが、さすがは観光地。大型バスが前にいて、30km/hを切る速度でノロノロと走るので、走りにくいことこの上ない。霧も出ていたので飛ばす気にはなれないが、さすがにこれはツライ。駐車場に止めて休憩する。

そろそろいいかなと走り出すと、目的地はすぐそこだった。

『日本国道最高地点 2,172m』

チャリダーの皆さんが記念撮影されている間を縫って、私達も看板写真をパチリ。
そして渋峠ホテルへ。ここでビックリしたのが、この道を何度も走っているRさん、ホテルの前(地面)に書いてある県境の文字に気付いていなかったと言う。「笑い話みたいだね」と言いながら、各々のバイクと記念撮影を済ませ、ここで昼食。

あれだけ霧が深かったのに、シールドも濡れず、雨も落ちてこなかったのはラッキーだった。標高2,000mを越す峠は涼しく名残惜しいが、下りないと帰れない。最後の目的地、菅平ダムへ向けて走り出す。

下りは前に車がいなかったので、快適にクネクネを楽しめた。Rさん、飛ばすなぁと思いながらメーターを見ると、昨日の自分の方がスピードを出していた。ま、いいか。

山を下ると、電光掲示板の表示は26℃。風が生温かく感じたが、普段に比べればこれでも涼しいはずなのに贅沢だな。道の駅『北信州やまのうち』で休憩後、観光客で賑わう小布施の街を抜け須坂へ。そこから再び山へと向かう。

菅平高原といえばラグビーの聖地だが、本当に街の至る所にがっしりとした体格のラガーマンが溢れていて、土産物店も関連商品がずらり。おもしろい。

そこからダムはすぐだったが、ここでいつものヤラカシを…
地図を見ると管理事務所が対岸にあったので、そちらへ行く道があるのかと別荘地の中へ迷い混んでしまった。歩いていた人に「違いますよ」と教えてもらいUターン。何とか向きを変えた時にまさかのエンスト。ヤバイ! と焦ったが、コケずにエンジンをかけれてホッとした。

堰堤の上を通って無事に管理事務所へ到着。Rさんは「ここに道があるなんて気が付かなかった〜」と頭をかいていらしたが、何気なく走っていればそんなものだろう。

ダムカードとスタンプラリーの台紙をゲットし、新潟へ帰るRさんとはここでお別れなので、名残惜しくてしばしお喋りタイム。その間に、何台かの4輪がカードをもらいに来た。ロータスできたおじ様には驚いたけど。

最後にピンクナンバーのスクーターがやって来た。見ると私の隣町。
「これから帰るんですか?」思わず声を掛けた。「いえ、明日から有休を3日間取ってあるんです」そうですよね、ビックリしました。「そういえば中央道の通行止め、まだやってるみたいでしたよ」え? そうですか。ありがとうございます。

そこで初めて、通行止めを忘れていたのに気が付いた。慌ててサイトを確認すると、何とか復興したようだ。しかし、初めて映像を見て被害の大きさに驚いた。これを一日で復興させるなんて、日本の道路技術は素晴らしい。

時計はすでに4時を回っていた。さすがに帰らないと。「また会いましょう」と約束してRさんは右へ。高速で帰るBさんと私は左。インターまでは私が船頭。と言っても、ほぼ一本道だ。上田菅平インターから一旦北へ向かい、更埴JCで長野自動車道を諏訪方面へ。この区間は初めて走ったがトンネルが多い。

お気に入りの姥捨PAで2人最後の休憩。善光寺平を眺める。この2日間が夢のようだ。
あの降水確率とこの雲行きで、雨にも降られず、道もほぼ快走でき、温泉にダムも楽しめて…
「夜の宴会ができなかったのだけが残念。またリベンジだね」
灯りがつき始めた街を見ながら呟く。せっかくなら星空を見たかったな。人間って欲張り。

ここからはほとんど下り。安曇野を越えると車が増えたが、渋滞は無さそうだ。岡谷JCで手を振って別れる。
この時間に走ると、さすがに虫アタックが半端なかったので途中のPAで止まって拭いたが、屏風山PAで止まった時、セミの鳴き声が聞こえて、帰ってきたのを実感した。ムッとした暑さも。
そんなことを思いながら走り、21時過ぎ無事に帰宅した。

ちなみに、屏風山PAから本線に戻ると直ぐに、覆面に捕まっている4輪を見かけた。休憩していなかったら危なかった。最後まで運に恵まれたツーリングだった。


今回も無事故無違反、無転倒でした。

走行距離 約400km
燃費 24.6km/L
本日のガソリン
144円/L(真田/ハイオク)、118円/L(地元/レギュラー)

※メイン写真は、国道最高地点の渋峠

キャンプ場の朝

上)散歩して見かけた雲海

下)キャンプをした証拠写真(^0^)

雨に濡れたテント

ご覧の通り、結構しっかり降られました。

でも、撤収までにはちゃんと乾きました〜

道の駅にて

休憩所にて

ここへ止めるまでは、対向車も見えないくらいの霧でした。

まだ向こうから流れてくるのが見えます。

たまには違うアングルで・・・

ローアングルから撮ってみましたが、これはこれでいいな〜

渋峠ホテルの県境の文字と・・・

GWに来た時は、駐車場は満車、道路も渋滞してとても写真どころではありませんでしたが、今日はご覧の通り(^^)

菅平ダム

水が濁って凄い色でした。

菅平ダムで記念撮影

姥捨PAより善光寺平を望む

晴れていると、雲で隠れた山が見えてとても雄大です。

いつもはリンゴが色づいている頃に走ることが多いので、手前に夾竹桃が咲いているのが「夏」と感じます。

菅平ダムカード

今回も、ちゃんとゲットして来ました(^^)v


スポット詳細情報

  • 渋峠
  • 住所:渋峠
  • 駐車:あり

65人がグー!を付けています。

ログイン

会員登録する

注目のタグ

あなたのバイク今いくら?

バイク買取無料一括査定

メーカー:
郵便番号:
郵便番号を検索

PAGE TOP