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遠方からのブロス友と白川郷へ

東海エリア(岐阜県) カテゴリ:建物・史跡
2017-08-28 01:23:29 走行日:2017-08-27〜2017-08-27
グー!(61)

青森のブロス友が愛知に来られると聞き、よろしければ迎撃しますよと連絡すると、ぜひ!との返事に慣れない船頭をすることになった。

希望は、白川郷と高山の散策とアユの簗(やな)を見たいとのこと。
ルートを考えるが、時間的にちょっと厳しい。様子を見て、臨機応変に行こうと決め当日を迎えた。

朝8時にホテルまで迎えに行く。荷物を満載にした青森ナンバーのセローが止まっていた。
すぐにYさんが出てこられた。「初めまして、ですよね」とお互いに笑う。いつものように初めて会う気がしないから。
「白川郷は人気の観光地なので、先にそこへ向かい、時間があったら高山も回りましょう」という、計画とも言えない計画を話して出発。

行きは高速を利用した。東海環状自動車道から東海北陸自動車道へ。Yさんは250ccなので、速度は控えめに走行車線を走る。
追い越していくバイクが多い。ほとんどが他府県ナンバーだ。
大和PAで止まり、この後ひるがの高原へ向かうと気温が下がるので長袖を着こむ。
「高速なのに対面通行ってビックリです」 そうだろうな。おまけにトンネルも多いし。

せっかくなのでひるがの高原のSAにも止まる。土産物売り場をぐるりと見た後、ひるがの牛乳ソフトを食べた。
「うわぁ、濃いですね」ひとくち食べると濃厚な牛乳の味が口に広がる。乳脂肪分が高いのか、みるみる溶けていく。
歩きながら急いで食べる。大日岳を一望できる場所があったが、SA拡張のためか、工事の看板が邪魔していた。残念。

このあと長いトンネルが続くので、荘川インターで下りて下道を走ることにした。
「そういえば、そろそろ給油を」と言われ、R158とR156の交差点近くのスタンドへ入る。
私はまだ大丈夫だったので待っていると、急に手招きで呼ばれた。何だろうと近づくと、信号で止まっているバイクを見て「あれ、Wさんじゃありませんか?」
見ると、親子らしいタンデムのデュークが止まっている。あのヘルメット、間違いない。
2人で懸命に手を振ると、手を振り返してくれたがそのままスルーしていった。
こちらもヘルメットをかぶっているし、まさかここにいるとは思っていないだろうから無理もない。

「残念でしたね」と出発する。国道は車もいなくて快走。じきに御母衣湖が見えてきた。
水不足で干上がっていた昨年とは異なり、青い水を満々とたたえている。
綺麗だな。
そう思いながら橋を渡ると、左手にWさん親子がいるのが見えた。思わずウインカーを出して止まる。
声をかけると驚いていた。「さっきスタンドで手を振ってくれてました?」「そうですよ」
やはり、単にヤエーをしてくれたのだと思っていたようだ。
他の車の邪魔になるので、荘川桜の駐車場へ移動して改めてお話しする。
それにしても驚いた。Wさんが、今日この道を通ることは知っていたが、まさか出会うなんて。

「白川郷まで一緒に行きましょうか」
Wさんとは一度一緒に走っているので、およそのペースがわかり船頭しやすい。
綺麗なダム湖を眺めながら、何台かいた四輪をパスしながら快走し、白川郷の駐車場入り口で手を振って別れた。
普通車は満車だったが、バイクは空きがあり先に行かせてもらえた。駐車料金は200円。
バイクを止め、いよいよ散策開始だ。
入り口の観光案内所で地図をもらい、吊り橋を渡って集落へ向かう。

「吊り橋って、人生初です」とYさん。へぇと思ったが、地元にはないそうだ。
揺れるのが面白いと楽しんでいる。先日私が行った寸又峡の夢の吊り橋を見たら、さぞ驚かれるだろうな。

集落の辻へ出ると、北の丘の上に展望台が見えた。「後であそこにも行きましょう」
土産物店へ立ち寄りながら、ブラブラ散策する。どうせならご当地のお土産がいい。
赤カブ漬けや朴葉味噌も有名だが、持ち帰るのが難しそうなので豆菓子を購入。
せっかくなので、合掌造りの中もみましょうと和田家へ入る。養蚕の様子が再現されていて、生きた蚕もいた。
2階へ上ると屋根裏の造りも、解説付きで見ることができた。
見学は有料だが、次々と観光客が途切れない。外国の方も多く、いろいろな国の言葉が聞こえた。

見終わって外へ出ると、近くの水の流れをのぞき込む。「あ、魚がいた」
周りの田の稲は、色づいて首を垂れている。落ち着くなぁ、こういう景色。
途中でどぶろく入りのきんつばを買って食べたり、飛騨牛めしを食べたり。

こういう観光地は、写真と違って実物を見ると、思ったよりもこじんまりとして見ごたえがなかったりすることもあるが
ここは想像よりも広くて立派だと喜んでもらえた。

「そろそろ行きましょうか」
そう言った時には、すでに2時近かった。そこから先ほど見た展望台へ。白川郷を一望できるこの場所は外せない。
ここでようやく、アユの簗で食事をするという目的があったが、時間的に厳しいかもしれないと気が付いた。

帰りも高速を使わずR156で御母衣湖の横を走る。
さすがに今度は車がいたが、追い越し可の所でパスさせてもらい先を急ぐ。白鳥の道の駅で止まり電話をすると、いくつかの簗はすでに終了していた。
ようやく一軒、そろそろ片付けようと思っているというところを見つけた。
「これから向かうのでお願いできませんか」と無理を言い、場所を確認する。

38卆茵∪屬い里椶蠅里△觸蠅魃折。

郡上の街に近づくと、車も増えて流れも遅くなった。ちょっとイライラしつつ時計を見る。焦っても仕方ない。それにしても、こういう時に限って遅い車が前にいるのはなぜだろう。
そんなことを考えつつ、美並インターを越えた。もうすぐのはず。
あ、のぼりが見えた。そう思った時には、曲がる道を通り過ぎていた。
まさかのぼりの手前に道があるなんて。

左端に止め、Yさんに「通り過ぎました。Uターンします」と伝え、車が切れたところで向きを変える。
お次は急カーブに下り坂。最後は未舗装の駐車場と、私にはヒヤヒヤのシチュエーションだったが無事に到着。

受付へ行くと、電話に出たおばさまが待っていてくださった。お礼を言い、お金を払う。
アユが焼けるまで、簗を見に行く。
川には、まだ釣り人の姿もあった。Yさんは、興味深そうにしかけや川面を眺めている。
時折りアユが跳ねる。「落ちてこないかなぁ」とぼそり。

呼ばれてテーブルへ着くと、アユの甘露煮とフライが並んでいる。
次に刺身、塩焼きと次々出てくる。こういう時は、頭からガブリとかじりつく。
おいしい!
一品ずつ、じっくり味わっていただく。
最後に、素焼きにしたアユをほぐして入れた雑炊が出てきた。
食べていると、先ほどのおばさまが来られた。青森へ行ったことがあると聞いて、Yさんは写真を見せて嬉しそうだ。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、そろそろホテルへ向かわないと。
お父様のご友人との待ち合わせとあり、遅れるのは申し訳ない。
少し戻って美並インターから高速に乗り、関市で下りると後は下道。

R248を右折。各務原市を抜けて犬山へ行く。

今度はルートの覚え方が大雑把すぎて曲がる場所を間違えたが、最終的にR21へ出たので迷わずに済んだ。
Yさんが「給油したい」と言ったのを、「給油は大丈夫か」と聞き間違え、スタンドをスルーしてしまうというヤラカシをしたが
無事に給油を終えて、待ち合わせに遅れること15分、何とかホテルまで送ることができた。
本日の任務完了!


今回も、無事故無違反、無転倒でした。


約370km
29.2km/L
本日のレギュラーガソリン
125円/L、117円/L

※メイン写真は、展望台からの眺め
※今回は、自分のバイクの写真がないのに気が付きました。まあ、いいか(^^;

Yさんのバイク

今回はホテルまでお迎えに行きました。

さすがに荷物が満載ですね〜

まさか、まさかの出会いが・・・

同じルートを走るとはいえ、出発場所も時間も違うのに、出会う確率はどれくらい?

本当にこんなことがあるんですね。

上)湖畔でくつろぐ3人

下)ツーショット!

荘川桜と御母衣湖

上)荘川桜、夏はこんな感じなんですね。

下)昨年と違い、青い水を満々とたたえた湖は、とても綺麗でした。

合掌造り〜

田んぼの緑が綺麗です

養蚕の様子

本物のカイコがいましたよ

繭が透けて中が見える辺りが何とも・・・(^^;

合掌造りの屋根裏と・・・

2階へ上ると、屋根の裏を見ることができました。

合掌造りの見取り図もあります。

蚕の繭は、同じく世界遺産に登録されている富岡製糸工場で絹糸にされているそうです。

新旧の茅葺と・・・

吹き替えたばかりの屋根は新しいのがわかります。

小腹が空いたので

上)どぶろくのきんつば さつまいもバージョン
 封を開けると、ふわっとお酒の香りがしました
 お味もグーです(^^)

下)飛騨牛めし、飛騨牛の入ったおにぎりみたいな感じです
 美味しいですよ〜

アユの簗(やな)

上)水量の多い簗
 ここで撮れたアユを、店の生け簀に入れ調理しているそうです。

下)興味深そうに眺めるYさん
 青森には、アユはいても簗はないのだとか。

アユづくし〜

上)アユの甘露煮、アユの田楽、アユのフライ

下左)アユの塩焼き、尻尾以外全部食べました!

下右)アユの雑炊、いいダシが出てあっさり。美味しかった


スポット詳細情報

  • 白川郷
  • 住所:白川郷
  • 駐車:あり

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