バイクブロスコミュニティ

トリガラさんのツーリングレポート

南信お買い物ツーリング

甲信越エリア（長野県）　カテゴリ：商業施設
2022-11-09 22:33:48　走行日：2022-11-05～2022-11-05
グー！（5）

今回は妻に頼まれた「お買い物」がメイン、ツーリングはそのついで。
家族にも何らかのメリットがあれば出かけやすい、色々気遣いが必要である。
目的地は長野県南部「南信」と呼ばれるエリア、3つのチェックポイントを巡る。
12月になると山間部は路面凍結する恐れがあるので、今のうち、しかも天気のいいときに行ってしまおう。

早起きして朝食の用意をして出発、これも気遣いのひとつ。
国道152号線を北上、春の中央構造線を辿るツーリング以来だ。
山間部に入ると気温が10℃まで低下、峠付近は１ケタになっているだろう。

水窪の町を抜けて，道沿いの酒屋さんで休憩、ちょっとした駐車スペースとトイレがある。
この先兵越峠を越えて麓の道の駅まで、このような施設がないのでいつも立ち寄ってる。
水窪にはコンビニがない。
トイレを使わせてもらったので、缶コーヒーを買って飲んでいるとお店の人が出てきてしばし歓談。
店の前の道は三遠南信道の一部となるので、開通したら交通量が劇的に多くなるらしい。
ただ、県境のトンネルは数年後に開通する見込みだが、そこに至る道路はまだ
着工してないところが多く、いつになるか見当もつかない。

峠に向けて標高が上がるにつれ、紅葉が鮮やかになってくる。途中写真を撮りながら進む。
峠を越えた長野県側は、道幅の狭い、急勾配、急カーブが続く険路。
前を走るトラックと対向の乗用車が鉢合わせ、トラックがバックしようとしたので、慌ててホーンで存在を知らせる。
幅の狭い下り坂なのでこっちはバックもＵターンも容易ではない、後ろで待ってても邪魔になるから横をすり抜けて先に行かせてもらう。

麓まで下ると見違えるような快適な道になり、しばらく走って「下栗の里」に向かう山道に入る。
狭く曲がりくねった道を延々走り、山肌にへばりつくような下栗の集落に出る。
しかし、なぜこんな急斜面の土地に住もうと思ったのだろう。道路は乗用車が
何とか通れる道幅で急勾配のつづら折りが続く、ギアを1速まで落とさないと登れない。

集落の一番上に駐車スペースがある、食事処や売店、トイレがあり、下栗で唯一平らな場所。
南アルプスの山並みが素晴らしい。徒歩20分の集落を見下ろせる展望台は今回パスして、少し道を下って食事処で早めの昼食。
血液がキレイになりそうな山の幸いっぱいの定食には、店のオバチャンのマシンガントークもセットで付いてくる。
テレビCMの影響で観光客が一気に増えたものの、コロナ禍で激減してしまった
そうだが、まだ徐々に戻りつつあり紅葉の時期で結構忙しいとのこと。

そうそう、今日はお買い物がメインだった。
最初のチェックポイントへ向かおう。
三遠南信道の一部となる全長4176ｍの矢筈トンネルで飯田市街方面に抜け、豊丘村の道の駅「南信州とよおかマルシェ」へ。
お目当てはリンゴ、このエリアで栽培されている色々な品種が売られている、10種類はあるだろうか？
迷って決められないので、妻に電話して2つの品種を購入。

次のチェックポイントは飯田市内の住宅地にある洋菓子店「菓子工房ポルカ」。
お目当てはバターの風味豊かな焼き菓子、原材料価格の高騰により、
バターをマーガリンなどに変えるお店が多くなってきた，やむを得ないと思う。ここは値上げしたもののクオリティは保っているようで安心した。
ケーキも美味しいがバイクでは持ち帰りできないので、イートインで自分だけいただくことにする。

国道153号線で阿智村へ、県道64号線で下條村へ抜けて国道151線に入る。
県道64号線、片側1車線で適度なワインディングが続く、なかなかの快走路だった、今後飯田方面へのルートに使おう。
阿南町の中心部を過ぎて，ひたすら坂を登っていくと、こんな山の上に？と思うほど平坦な場所が現れる。
本日最後のチェックポイント、道の駅「信州新野千石平」がある。

ここでのお目当ては味噌、南信エリアで収穫された大豆を使った田舎味噌で、豚汁のような具沢山の汁ものに最適。
冬の間は来られないので、多めに買っておきたいがトップケースの重量制限があり、2個（2kg）にとどめておく、春まではもたないかな。
なんせリンゴやクッキーも積んでいるのですでに重量が嵩んでいる。

これで本日のミッションは完了、引き続き国道151号線で帰路につく。