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新たな相棒と北海道へ−その4− 根室〜帯広〜美瑛

北海道エリア(北海道) カテゴリ:自然
2022-09-20 22:56:12 走行日:2022-08-18〜2022-08-19
グー!(3)

8/18(木)

早起きして春国岱を木道の先端まで歩いてみる。
キタキツネやエゾシカの群れ、野鳥など自然豊かなところだが、冬の寒さや台風の影響で木道が一部不通になっていたり、樹木の立ち枯れが進むなど厳しい気候条件が窺える。
友人は海岸で花の撮影中、お互い朝食まで自由行動。

朝食には6種類の手作りのジャム、なかでもイワツツジのジャムは初体験、鮮やかな赤紫色でやや酸味が強い。
BMWのライダーは我々と同じく帯広で宿泊予定だが、午後の天気が良くないから早めに到着したいと一足先に出発した。
さて我々はどうするか、午後から雨の予報だが、海沿いより内陸の方が降出しが遅いようなので、釧路まで海沿い、そこから阿寒湖方面に向かい、足寄から道東道で帯広へ行こう。

北太平洋シーサイドライン、大好きな道で楽しみにしていたが、海霧が発生し視界が良くない。この時期の道東の太平洋側ではよくあること。
途中霧多布の展望台で小休止、一気に釧路まで走る。

5年前に来たときにはまだなかった「釧路外環状道路」が別保まで伸びており、時間短縮のため利用。
対向車線で事故、中央分離帯のワイヤーに接触したらしく右前方が大破し、前輪が外れホイールがこちらの車線に転がっている。
発生時にここを走っていたら、と思うと背筋が凍る。
幸い大けがをした人はいないようだが、道路が塞がれてしまったので、後方は大渋滞、盛り土の上に道路があるから逃げ場がなく、分離帯もあって、Uターンもできない。

友人のFZ1はそろそろ給油のタイミング、バイパス沿いにGSがなく、釧路湿原方面に行く前に一旦市街地に入ることに。
ついでに我々の腹ごしらえも済ませてしまおう。

何度か訪れている釧路湿原、今回は西側の温根内ビジターセンターを訪ねる。
ここは高い位置から見渡す展望台はなく、湿原の中まで伸びる長い木道があって、間近に見られるのが特徴。
ビジターセンターの建物はまだ新しく、訪れる人も多くない。ツーリングマップルにも載っていない、穴場かも。

国道240号線を阿寒湖方面へ,前方には路線バスが、間にクルマが何台もいて追い越すのは危険、付き合うしかない。

阿寒湖は素通りし、国道241号線に入ってオンネトーに寄り道。
残念ながら曇り空で美しい湖面の色を見ることはできず、雌阿寒岳も山頂付近に雲がかかっている。この近くには野中温泉という素晴らしい泉質の温泉があるのだが、時間の関係で今回はパス。
この先道道で足寄方面に行くと、約5kmのダートがある。V-Stromは対処可能だが、FZ1にはきついかも、友人も避けたいとのことで安全策をとり、国道へ戻る。今は感染対策だけでなく、怪我や事故にこれまで以上に注意しなければならないから無理は禁物。

足寄中心部のセコマで休憩がてら、雨具を装着していると、ついに雨が降り出した。
FZ1は本日2回目の給油、V-Stromは昨日根室で給油したガソリンがまだ半分近くあるのでパス、ホントに航続距離の長いバイクだ。

帯広までは道東道をひた走り、17時過ぎに本日の宿「ホテルエリアワン帯広」に到着。
建物の1,2階が駐車場になっているので雨に濡れることなく荷物の積み下ろしができる、これは有り難い。
「デラックスシングル」なる部屋を予約したが、こんなに広いシングルルームは経験がない、浴室はトイレが別なのはもちろん、ゆったりしたバスタブと洗い場がある。ここは元々ある目的のためのホテルだったのを一般用に改装したそうで、独特の部屋の造りになってる。

着替えをして夕食とお土産の買い物に出る。
まずはすぐ近くにある洋菓子店「クランベリー」へ、大きな量り売りのスイートポテトとクッキーがおいしい、妻の実家へのお土産にクッキーを購入、名物のスイートポテトは日持ちしないので、残念ながらお土産にできない。
友人は職場へお土産を発送したようだ。
帯広では人気のお店だが、六花亭や柳月のように札幌や新千歳空港で販売しておらず、道外ではあまり知られていない。

帯広と言えば豚丼、以前何度か行ったことのある駅構内のお店に行列ができている、こんな人気店だったかな?
近くの某有名店が休みだったので,その影響か。
20年以上前、札幌勤務だった頃、帯広には毎月出張してお気に入りのお店の何軒かは店主の高齢化などで閉店した。
時の流れを感じる。

友人とのツーリングは今日まで、今回もお世話になりました、コロナ禍の中、密を避ける、マスク、默食など感染対策をしながらの異例のツーリングだったが、現時点でお互い体調を崩すことなく、無事故、ノートラブルで乗り切れてホントに良かった。
友人は明日函館で宿泊、その後フェリーで大間にわたり,自走で帰京する。
お互い無事に帰れますように。

走行距離:350km

8/19(金)

今日から再びソロツーリング、三国峠を越えて美瑛で宿泊予定。
8時前、駐輪場に行くとFZ1はもうなかった、早めに出発したようだ、函館までは遠い。

まずは給油、いくら航続距離自慢のV-Stromといえども、約100kmにおよぶ「GSのない区間」に備えて抜かりなく。
国道に平行する広域農道を走りつつ、上士幌の町中を抜けて「ナイタイ高原牧場」へ。
天気はイマイチだが,何度来ても素晴らしい景色、終点のレストハウスがオシャレに生まれ変わっていてビックリ、しかも男性トイレにはちょっとしたサプライズが、女性トイレでは多分それは無理かな、知らんけど。

糠平温泉を抜けて三国峠へ、途中「三叉山荘」で早めの昼食。
かつては1000人以上が暮らしていたが、林業の衰退、国道の開通などで人々が去り、鉄道も廃止になり、今は当時の繁栄が全く想像できないほど静かなところ。
10年ほど前に立ち寄った以来だが、元気に営業されていて安心した、オアシスのような貴重な場所、また訪れたい。

三国峠を越えて上川町に入ると天気がすっかり良くなった。
層雲峡を通過、廃業したホテルが目立つ。海外をはじめ団体旅行客の割合が多かっただろうから、コロナ禍のダメージはかなりのものだと思う。

国道39号線に入り、当麻の道の駅で休憩、旭川市街には入らず旭川空港を経由して美瑛に向かう。
今日の宿は白金温泉、数キロ手前にある馴染みのカフェで夕食にしよう、オーダーストップが16時らしいが、事前に電話で確認しておこう、食いっぱぐれたら町中に引き返さなくてはいけない。

このカフェは愛知県から移住したご夫妻が20年ほど前に開店、当時札幌に住んでいたときに、開店間もない頃に偶然立ち寄ったのがきっかけ。
札幌を離れてからも美瑛に行ったら顔を出すようにしていたが、今回は6年ぶりの訪問。
すぐ近くに新名所「青い池」ができてお客さんが増えたそうだ。
美瑛にはカフェやレストランが多いが、20年以上も営業を続けるのは簡単ではなかっただろう。
開店当初からの看板メニューは「ビーフシチュー」、変わらぬおいしさ。

本日の宿は「温泉ゲストハウス美瑛白金の湯」。
個室利用ができるユースホステルのような宿で、キッチンがあって自炊も可能。
温泉は源泉掛け流しで露天風呂はぬるめなのでゆっくり入っていられる。
館内はかなり古いけど、温泉は本物、安価に泊まれるのはいい。

明日はいよいよ北海道最終日。

走行距離:279km

−つづく−

朝食のジャム

6種類の手作りジャム、食べ比べが楽しい。

温根内ビジターセンター

湿原の中まで伸びる木道、間近に見られるのがいい。
距離がありちょっと時間がかかるが、是非先の方まで行くべし。

ナイタイ高原牧場

レストハウスからの眺めがいい、そこに至る道もいい、天気がよければもっといい。

三股山荘

糠平から三国峠に向かう途中、ポツンと佇むログハウスのカフェ。峠越え前後の腹ごしらえ、休憩にぴったり。
のんびり静かな場所。

美瑛のカフェ

町の中心部から白金温泉への道沿いにある「カフェレストラン バーチ」。
ここでの食事は美瑛に行く楽しみのひとつ。

望岳台

白金温泉の宿に入る前にちょっと足を伸ばした。
十勝岳、美瑛岳が間近に見える。


スポット詳細情報

  • 釧路湿原

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