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新たな相棒と北海道へ−その1− 自宅〜敦賀〜苫小牧

北海道エリア(北海道) カテゴリ:自然
2022-09-18 13:26:32 走行日:2022-08-12〜2022-08-13
グー!(4)

一昨年の夏、22年間所有したZRX1100からV-Strom650に乗り換えた。
ロングツーリングに適した新たな相棒で北海道へ行くのを楽しみにしていたが、昨年はコロナ禍の緊急事態宣言中につき断念、今年もまだ収束は見通せないが、来年行ける保証もない。ならば行動制限がないうちに行くことにした。
ちょこちょこ乗るうちに2万キロを超えてしまったが、ようやく真価が発揮される機会が訪れた。

8月12日(金)

仕事は午後休みにして、15:00に自宅を出発。
敦賀のフェリーターミナルまで約4時間、22:25までに着けばいいのに早過ぎる。
夜間走行は危ないからなるべく明るいうちに走りたい、これが一つ目の理由。

出だしから雨、途中小牧,一宮付近で15分程度豪雨に見舞われるも、岐阜県に入ると天候が回復し、伊吹山PAで雨装備を解除。
敦賀ICで高速を降り、市街で夕食と買い出しを済ませてフェリーターミナルに20時頃到着。

待機場所にはまだバイクが2台しかいない、これなら早く乗り込めて風呂にもすぐに入れそうだ。
コロナ対策で大浴場の利用人数を制限しているらしく、出航後1時間で一旦閉まってしまうので、就寝前に入れるか心配だった、これが二つ目の理由。
普段ならチケットを印刷して持参すればそのまま乗船できるのだが、コロナ禍ゆえターミナル内での検温が必要。

しばらくして苫小牧からのフェリーが入港してきた。大きな船体がゆっくりと定位置に接岸すると、ハッチが開いて下船が始まる、一足先に北海道を満喫してきたであろうライダーも続々と降りてくる。
トラクターが船内のトレーラーを次々引き出してはまた船内へ、長い車体を操る器用なハンドリングに目を見張る。
接岸や積み下ろし作業を見るのも楽しみの一つ、これが三つ目の理由。

お盆休みの週末とあって続々とバイクが集まってくる、ざっと50台以上はいるだろうか。
長い待ち時間もトラックの出し入れを見たり、他のライダーと話したり、案外退屈しないうちに乗船開始になった。
エンジンをかけ、乗船券のチェックを受けて、乗船口へのスロープを上がる、ワクワクする瞬間。

荷物を降ろして足早に船室へ、まずは大浴場に行かねば、まだ空きがある、早く来た甲斐があった。
服を脱ぎ、ロッカーの鍵をかけようとしたら、財布の中に百円玉が・・、ない。財布があるから鍵をしないわけにいかず、服を着直して案内所で両替して戻ったら時すでに遅し満員、部屋に戻って出直すことに。
何のために早く乗り込んで準備万端整えたのか、自分の詰めの甘さに腹が立つ。
30分くらいで空きがでたので、なんとか就寝前に入浴できてよかった,汗かいたまま寝るのはつらい。

走行距離:240km


8/13(土)

朝から露天風呂に入ったり、読書したり、甲板で海を眺めたり,船旅は非日常。
ケータイの電波もほとんど入らないけど、意外と退屈しない。

正午過ぎに苫小牧からの姉妹船とすれ違う、多くのフェリーは夜出発して朝到着するので、明るい時間帯に見られるのは珍しい。
敦賀、舞鶴から北海道へかつては約30時間かかっていたが、船の高速化で現在は約20時間強と大幅に短縮された。
その結果船の運用効率アップで、毎日就航が可能になり、船会社やトラックにはメリットが大きいが、旅行客にとっては到着が夜になってしまったので、当日の行動範囲が限られ、宿の確保も必要になった。

昼食と夕食は船内のレストランで、値段が高い印象があったが、思っていたほどではなさそう、これなら船旅のアトラクションとして利用するのも楽しい。
航行中陸地が見えるところは限られるが、夕方頃の津軽海峡通過時は、様々な船が行き交い、竜飛岬や大間崎、函館山、恵山が望める、いよいよ北海道に来た実感がわく。

定刻よりやや遅れて苫小牧東港に到着、バイクは最後の下船。
船から下りたクルマやバイクは列を成して日高道のICに向かう。
高速道路を苫小牧市街方面へ、辺りは真っ暗、速度を控えめに走っていたら後続のクルマやバイクに次々追い越される。
若い頃ならつられてスピード上げたかもしれないけど、トシだから無理は禁物。

沼ノ端東ICで高速を降り買い物と給油、ガソリンが比較的安いのは製油所が近いからか。
本日の宿は「佐竹旅館」、何台かバイクが停まっており、同じフェリーだったとおぼしきバイク2台がほぼ同時に到着。
市街地に入らなくていい、国道の分岐点近くという立地、手頃な料金、大浴場あり、ライダーの利用が多いのも納得。
部屋はコンパクトだが必要十分、敦賀からフェリーのときは利用価値大。

明日からいよいよ5年ぶりに北海道ツーリングの始まり。

本日の走行距離:20km

-つづく-


敦賀フェリーターミナル

さすがはお盆休み、乗船するバイクがこれだけ多いのは壮観。

姉妹船とすれ違い

お昼頃敦賀行きとすれ違い。案内放送が入ると多くの人が甲板に集まってくる。海ばかりで単調ななか貴重な見どころ。

竜飛岬

陸地が見えるところがかなり限られるなか、津軽海峡通過時は見どころが多く、楽しめる。


スポット詳細情報

  • 苫小牧

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