バイクSNS バイクブロス・コミュニティ-ツーリングやカスタムレポート

2019北海道ツーリング〜道内3日目:ONE DAY SON〜

北海道エリア(北海道) カテゴリ:自然
2019-08-12 15:35:03 走行日:2019-07-29〜2019-07-29
グー!(25)

 3日目の朝は暑さで目が覚めた。北海道でも関西と変わらないぐらいの暑さなのに、宿にエアコンが無いので長くは寝ていられず、目覚ましが作動する前に起きてしまった。 素泊まりだったので朝食はない。さっさと身支度をして出発だ。 荷物をバイクに積んでると、隣に泊まっていたハイエースのドライバーが声をかけてくる。「ツーリング、良いですねぇ。どこからですか?」「神戸からですよ」 金曜の晩に小樽に着いて、ここまで来たことなどを話してると、「僕もね、乗るんですよ、バイク。気を付けてね〜」。そう言って工具やら何かの機材をリアゲートから積み込んでいた。 そうか、今日は平日だ。早朝からお仕事に行くのに申し訳ないなぁ〜 軽くクラクションを鳴らして手を挙げて挨拶して宿を後にする。朝日に輝く硫黄山が眩しかった。

 今日最初の目的地は摩周湖。宿のすぐそばから上りのクネクネでアプローチする入口がある。早朝の車の走らない涼しい林の中を抜ける道は爽快そのもの! 焦ることは何もない、速度は落とし気味で心地よい速度でコーナーを駆け抜けた。 以前来たときは展望台の駐車場に停めるのにお金を払ったが、朝が早いと徴収員は居らず無料だ。 古い歌に「霧の摩周湖」と言うのがあるが、この日の摩周湖は朝日を反射して綺麗に見渡せた。 さて、次は屈斜路湖から西に峠を越えて行く予定だが、展望台から西方を見ると低いところに雲海があるように見える。以前、この状態で美幌峠に行ったとき、峠までも真っ白だったことがあった。そんな時はもう一つの峠、「津別峠」に行くことにする。

 「津別峠」は弟子屈の町から標高946mを急勾配の車幅の狭いクネクネで一気に駆け登るD588で通じている。雄大な景色が楽しめる美幌峠に比べるとその道路環境からも人気は無い。だが、屈斜路湖に霧が立ち込めた時こそこの津別峠に行く価値がある。峠道のてっぺんから更に登っていく展望台への道を駆け上り、展望台の階段を抜けて屈斜路湖を見れば… そう、見事な雲海を見ることが出来るのだ。山肌から新たに雲が沸き立つ様が楽しめる。そして、振り返れば雄阿寒岳の雄大な姿を見ることもできるのだ。今回も良いものを観ることができたと満足し、津別の町へと山をおりた。

 さて、ここまで朝飯は抜きだった。セコマで何か食べようか?と思い走っていると、目の前にセブンイレブンがある。そう言えばキ○ンボーイさんが北海道のセブンイレブンのコーヒーは8円高いと日記に書いていおられたな。よし、確かめに行こう(んな、必要もないだろうけど) 朝飯として定番のアメリカンドッグとアイスコーヒーを買い、支払い金額は208円。うん、本当だったわ(´▽`) バイクの前で立ち食いをしていると大きな荷物を満載したホーネット(900)が入ってきた。 軽く会釈をし、しばらく見ているとキャンプ場から出てきて間がないのか、荷物の積載を手直ししていた。「おはようございます、キャンツーですか?」声をかけると「そうです」そう答えたライダーは二十歳そこそこの若者だった。これからどこへ行くのか聞くと「オンネトーに行きます」「それじゃあ同じところだね、また会うかもね〜」そう言って自分は先に出た。

 一昨年、オンネトーに来たときは曇空であんまり綺麗じゃなかったので晴れの今日はリベンジだ。去年と違い今年は水が綺麗な青に見える。さて、次は嫁さま司令のとうもろこしの買付けと朝採れの茹でとうきびを食べに行くのだ。このまま一部ダートも含まれるD664を通って行こうかと考えてると、先程のホーネットがやって来た。「来たね〜、今日は綺麗に見えてるよ」と声を掛けて、記念撮影のシャッターを押してやったりして話をしているうち、「今から美味しいものを買いに行くんだけど、付き合ってくれたらごちそうするよ」と言うと「じゃあ、いきま〜す♪」 何とも人懐こい青年だ。 じゃあ、道道はやめて国道で行こうかな。 という訳でしばらくは2台揃ってR241を西に向かう。ところが目的の「ひだまりファーム」まで来ると何もやってない(@_@;) 時期が早すぎたみたいだ。 「ゴメンネ〜、やってないわ。」そう言って詫びを入れて彼を先に行かせ、小屋の周辺を回って見たがやっぱりオープンはまだ先のようだ。 仕方なく今度は道道を使って一旦北のR39に出て、北から三国峠を目指すことにした。その前に足寄で以前ブロスの日記に載ってたキャラメルソフトでも食べようかな〜?などと考えて走ってると、先程のホーネット君が停って地図を見ていた。 ここでオサーンのお節介心が顔を出し、「どうしたん?これからどうすんの?」と聞くと、タウシュベツ川橋梁に行こうかと言うぐらいでほかは特にあてはない様で、オススメは無いかと聞いてきた。だったら三国峠はどうか?一度は見ておくといいよ。今から行くけどついてくる?さっきウソついたお詫びにカフェでコーヒーぐらいごちそうするよ。そう言うと「よろしくお願いしまーす!」と言うことで2台でマスツーすることになった。

 峠では珈琲を飲みながら、彼は栃木から来ていて、うちの息子とほぼ同じ歳で、北海道は初めてだと言う事を聞いた。 なるほど〜、うちの息子もバイクに興味があったらこうして一緒にツーリングしたり出来るんだろうなぁ〜と感慨深かった。そうこう話しているうちに親近感がさらにわき、「自分は今からナイタイ高原牧場に行くけど一緒に行くか?」と誘ってみると、「タウシュベツ橋梁はおそらく今は沈んでいて見れないらしいので諦めます。ご一緒させてください」とのことでオサーンと若者の道中は続行となった。 牧場に着いてソフトを食べた頃にはお昼をかなり過ぎていたので、「よし、おっちゃんが美味しいもん食わしたる〜」とさらに大判振舞することにして、そのまま音更まで南下して豚丼をごちそうした。大盛りの豚丼を頬張る姿が何とも微笑ましく奢り甲斐がある若者だ。
彼とはそこでお別れすることになった。「ごちそうさまでした。とっても楽しかったです」彼はそのまま隣のスーパーに晩飯の食材の買出しに行くと言う。「じゃあ、北海道を楽しんでね〜」そう言って自分は次の目的地に向かった。 そう言えば名前も聞いてなかったな。 ま、いいさ〜 楽しい旅の思い出に付き合ってくれて良かったよ。次は君がオサーンになった時に若者に奢ってやんなよ(*´∀`*)

 さて、今回のツーリングでは嫁さま司令の他に、娘司令がある。それは自分が普段使っている木彫りの鮭のキーホルダーを買ってくること。去年、今年と色んなところで散々探したがどこにも売ってない。だったら自分が去年購入した十勝川温泉の旅館に買いに行こうと考えた。豚丼を食べた店からはそう遠くないはず。ナビはR241から交通量の少ないD73に入るよう指示する。言うとおりに曲がると交通量閑散な長い直線道路だ。
先程の若者との事をぼんやりと考える。あれが自分の息子だったらバイク人生も少し違った物になってたかな?娘がライダーでも良かったかもな?  すると緩い上り坂前方の左側の草の茂みに違和感を感じる。明らかに無機質な四角い物体がこちらに向けて置かれていた。 あ〜、俺コレどこかで見たことあるよ〜 取締レーダーだ!!(;゚Д゚)!
咄嗟に速度メーターを見る。50ちょっと。坂を登りきったところの道路の切れ目にヘッドセットを頭に掛けて赤い旗を持ってる青い服の人が椅子に腰掛けるのが見えた… セーフ━(゚∀゚)━!
国道から道道に入ってからホーネット君のことなんかを考えたりしていたので、自然とアクセルは緩み、上り坂で速度も落ちたのかな? どちらにしてもついつい速度が出そうなところで罠を仕掛けるとは、やるな連邦軍! しかし、今回はララァ、じゃなかったホーネット君のおかげで命拾いをさせてもらった。礼を言わせてもらおう。蜂(ホーネット)の恩返しだな、こりゃ。

 それから、旅館でキーホルダーをゲット、ついでに去年ここで頼んだトウモロコシを今年も注文し、早目に帯広のビジホに向かい本日は終了とした。若者に気を遣わせない為に無理してミックス豚丼の大盛りを頼んだのでお腹は全然減らないぞ。宿のレストランの終了間際にラーメンでも食べることにして、部屋でゆっくりしていようかな。                               以下、つぎに続く

メイン写真:三国峠、例の赤い橋

摩周湖

朝の早い時間はほぼ貸切でした。
朝靄で若干は煙ってますが、湖面が朝陽で光って綺麗でした。すると駐車場に営業バンが停っておっちゃんがこちらに迫ってくるので「料金徴収?」とビビリましたが、同じく写真を撮っておりました(^。^;)

摩周湖展望台から屈斜路湖方向を見る

綺麗に晴れてますが、屈斜路湖の方には白いモヤが掛かってます。この状況だと美幌峠は美味しくないとここで判断しました。

津別峠

展望台の標高は960m 屈斜路湖一面が雲海に隠れてもその上から絶景を眺めることが出来ます。
振り返れば阿寒岳を臨めますので、美幌峠の保険として頭に入れておいてもよろしいかと思います。

オンネトー湖

津別峠から見えたのは雄阿寒岳。こちらからは雌阿寒岳と阿寒富士が綺麗に見ることが出来ました。
風が有って水面が波立っていたので青い色を楽しむのには少し残念な感じでした。
ホーネット君との道中はここから始まりました。

三国峠

原始林の樹海をぬうように国道を走れば樹海を渡る赤い橋が見えます。こちらの展望台のカフェ、アイスコーヒー1杯が600円ですが、その場で豆を挽いて好みの味で提供してくれるので高いとは思わないです。絶景を楽しみながら飲むコーヒーは格別です。

ナイタイ高原牧場

去年嫁さまと行った際は白い闇の中で何も見えず。
今回は薄曇りでしたが景色は最高。ホーネット君にも喜んでもらえました。

今日のソフト「うし(ミックスソフト)」

爆弾低気圧によって破壊されたナイタイ高原牧場レストハウスですが、新たに建て替えられて「ナイタイテラス」としてオープンしておりました。
そこでバニラとチョコのミックスソフト、その名も「うし」(400円)を頂きました。
濃厚なバニラにビターなチョコが合います。ちょっとお高いですが、頑張って再建したご祝儀です(^^♪

ぶたいち・ミックス豚丼大盛り

これはまさに〜、豚丼界のラフレシアやぁ〜
と彦摩呂師匠が言ったとか、言わなかったとか(^^ゞ
こちらのお店「ぶたいち・音更店」には3回目の来店です。本当はお昼を三国峠のカフェで食べ、夕食として道民う○ちゃんさんオススメの「はなとかち」で食べる予定でしたが、ホーネット君のために急遽変更。思えば彼と出会ったために当初の予定が色々かわりましたね。

十勝川温泉第一ホテル

去年嫁さまと泊まったホテルに再訪しました。
入口で「お荷物は?」と聞かれたのでキーホルダーを買いに来たと言うと笑いながら通してくれました。ついでなので宿泊者向けのとうもろこしの通販も申し込みました。去年頼んで美味しかったから実績十分ですからね。8月終わり頃の発送が待ち遠しいです(^^♪

煮干ラーメン680円

今宵の宿はルートイン帯広。
温泉入って、ゆっくりしてから閉店間際に食べに行きました。本当なら宿から400mほどの豚丼屋「はなとかち」まで歩いて食べに行く予定だったんですけど。お味は極めて普通味です。(´・ω・`)


スポット詳細情報

  • 三国峠
  • 住所:北海道河東郡上士幌町三股番外地
  • 駐車:あり

25人がグー!を付けています。

ログイン

会員登録する

注目のタグ

あなたのバイク今いくら?

バイク買取無料一括査定

メーカー:
郵便番号:
郵便番号を検索

PAGE TOP