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三気筒さんのツーリングレポート

2016北海道ツーリング～雨の激闘編～上陸4日目・俺たちゃカッパがユニフォーム（泣）

北海道エリア（北海道）　カテゴリ：自然
2016-08-20 00:56:45　走行日：2016-07-29～2016-07-29
グー！（25）

最近の仕事の忙しさで帰宅してパソコン前に座るとと寝てしまうため、無駄に掲載が遅れております。
ようやく上陸4日目のレポートを(;\\\'∀\\\')

阿寒湖の民宿で雨音に起こされ、「あー、今日も雨降ってるか～( ﾉД`)」で1日が始まりました。
あらかじめコンビニで買っておいたパンを食べた後、お世話になった民宿で娘のお土産を購入して出発です。

この日の予定は、前日の逆引きで足寄から内陸の峠道を北上し、宿泊地のサロベツを目指す予定でしたが、朝の天気予報によれば内陸は土砂降り予報、オホーツク側のほうが比較的マシだとなってます。　上陸後、ずーっとカッパ着用が続いており、いい加減雨にもげんなりしてたので、とりあえず北見方面に進路をとります。

なるほど、阿寒湖の周辺で降っていた雨も止んできて、カッパも暑くなるぐらい…なのですが、それでもいつ降りだしてもおかしくない雲行きはカッパを脱するには勇気が要りました。　案の定、紋別の道の駅まで来たときに、ドサドサ（ポツポツなんてもんじゃなかった）と大粒の雨が降りだし、その後雨が弱まる気配は全くありませんでした。

ドサ降りの中、エサヌカ線を走り、写真を撮りましたが、一面灰色の景色ではあの広大なイメージが全く出てきません。
全線通過する間、タンデムのライダーが1台通ったきりで、やはりこんな雨の日に走ってるおバカさんはそうそう居ないのかなぁと思いつつ、とりあえずは宗谷岬に行っておこうと先を急ぎます。

しかし、この頃にはカッパから雨水が浸水し、初日同様ずぶ濡れになっていましたので、道の駅さるふつ公園で温泉に入りがてらカッパを乾燥機にかけようと、温泉施設の建物に入りました。　ちょうどお昼時だったので、食事もしたいとメットとカッパの上着を脱いで、施設の職員に話を聞きに行くと、あからさまに迷惑そうな顔をしつつ、「ここには乾燥機は在りませんよ。道の駅の施設の方へどうぞ」とおっしゃる。　で、こちらが店外に出るやいなや、モップで床を拭きだしました。　あ～そうですか、濡れネズミのライダーには食わせる飯はねーのかよ！

レストランでの昼食をあきらめ仕方なく乾燥機のある道の駅の施設で乾燥機を使う間、売店で売ってた「ホタテめし」で昼食をとっていると、ほかにもドサ降りを回避しに来たＮＣ700Ｓとチャリダーがやってきてしばし情報交換をしておりました。が、突然我々が陣取っていた休憩所に大量の老人がドヤドヤ入ってきたのです。　老人たちは隣接するグラウンドでゲートボール大会をしていたようで、瞬く間に我々は囲まれてしまい、その威圧感に負けたＮＣさんとチャリダーは大雨警報が出ている豪雨の中に消えて行きました。

自分も「せめて小降りになるまでは…」と粘ってみましたが、老人たちがその場で表彰式をおっぱじめたのには”参った”して乾燥機のある小部屋に逃げ、もうすっかり「制服」となったカッパを着て豪雨の中に身を投じることに。　雨雲レーダーでは宗谷岬には行かない方が身のためのようだったので、今日は早々に宿入りして体力回復しようと思い、グーグル先生に聞いた最短でサロベツへ行けるルートを辿る事にしました。

しかし、急場しのぎでルートを決めたりすると、ろくな目に遭いません。　国道238からナビに表示された道道を進んでいくと、程なくして舗装路面は砂利道へと変わりました。　まあそれでもしばらく走ればまた舗装路になるだろうとたかをくくっていましたが、行けども行けども砂利道のまま。　そのうち道路わきに水深標（！ここ水に浸かるの？）が設置されてたり、2度ほど目の前を鹿に塞がれたり、結局16キロも延々雨の中砂利道を走ることになりました。　抜けた先には「この先16Ｋｍ砂利道」と看板が立ってました((+_+))　反対側にも付けとけっつーの！！

結局、雨は1日止むことなく、宿に晩飯の予約も取ってないのでコンビニ弁当を買ってから宿入りしました。昨日のグルメ三昧に比べてこの日の食事のなんとも悲しいこと(*´Д｀)

北海道を走れるのもあと1日を残すのみ。　翌日は何とか「制服」脱いで走れますようにと祈りつつ、早目に就寝しました。