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2018年上半期の自動二輪車の販売台数が二輪車新聞に発表になったようだ。大型バイクの販売台数は1位がZ900RSで2433台、2位がZ１０００、Ninja１０００で922台、3位がHD1200で836台、4位がHD・FL/FXで830台、5位がZ650/Ninja650で710台、6位がMT09で632台、7位がAfrica Twinで588台、8位がHD・Fatboyで562台、9位がSV650で556台、10位がGoldwingで535台、・・だそうだ。わがCB1300は圏外で500台も売れていないと言うことになる。


250から400クラスは1位がNinja400で1749台、2位がCB400で876台、3位がYZF/R3・MT03で610台、4位が400X・CBR400Rで485台、5位がSR400で410台、6位がGS310Rで350台、7位がNinja400/SEで224台、8位がCB400（旧車）で195台、9位がYZF/R3・MT03（旧車）で168台、10位がバーグマン400で158台、・・。


軽二輪はレブル250が1位で2433台、2位がCBR250RRで1911台、3位がXMAXで1771台、4位がマジェスティSで1765台、5位がPCX150で1731台、6位がYZF/R25・MT25で1622台、7位がNinja250で1362台、8位がVstrome250で1120台、9位がNMAX155で1065台、10位がPCX150（旧車）で1054台だそうだ。


しかし、バイクって悲しいほど売れないねえ。年間2000台、3000台売れればベストセラーだが、月にすれば生産台数は200から300台、この大量生産時代にすればほとんど手作り状態、年に500台だと月に40台程度、1か月の工場稼働日数20日とすれば1日2台、町工場の片隅でひっそり手作りしている状態ではある。Goldwingが500台売れて得られる収入は16億ほど、メーカーに入ってくる金は10億弱、年間20億の収入にしかならない。


自動車のプラットフォームを新規開発するには何百億、エンジンを開発するにも何百億、Goldwingを10年売って200億の売り上げと言うと開発費などはその1割か2割、2,30億程度だろう。CB1300など25年前に開発された古いバイクでそれを新たな規制に対応させるとなると「金なんか逆さに振っても出ないからな。知恵と努力と汗で何とかしろ」と言う程度だろうか。


そうすると「まともにやると金がかかってどうしようもないから排ガスをブローバックして燃やしてしまえ」とか「エンジンの回りをよくするためにマフラーの抜けをよくしろ。ちょうど騒音規制が緩和されたからちょうどいい」とかそう言ったことが行われているんだろう。


ある業者さんが、「次に大きな規制があったらCB1300も生産中止、・・ですね」と言っていたが、エンジンを新しくして載せ替えるなんてことは予算的に無理だろうし、古いエンジンを手当てできるところはやり尽くしただろうから間違いなくそうなるだろう。


バイク屋としては日本国内専用モデルで年間1000台も売れないのを作り続けるよりも世界戦略車ではないが、世界で販売できるグローバルモデルを扱った方がコスパが良いことは間違いないのでその方向を向いて車種の整理・統合を進めるだろう。バイクが人気だのなんだの言ってもそれはあくまでもごく一部の趣味の世界での話で大量生産大量販売の時代にはそぐわない。また価格も四輪が買えるような価格では今後の伸びも期待はできないだろう。


まあ買う側としては決して安くはない金を払って買うのだから排ガス規制対策でエンジンの回転が不安定になるなんて以ての外と思うが、作る側にしてみれば背に腹は代えられない苦しい事情の中で苦しいやり繰り算段をしているんだろう。ホンダに限って言えば大型バイクはGoldwing、CBR1000RR、CB1000R、Africatwin、X-ADV、レブル500とこんなもので良いのかもしれない。今年はカワサキが頑張っているが、しかし、それにしてもバイクって悲しいほどに売れないんだなあ、・・(^。^)y-.。o○。