バイクSNS バイクブロス・コミュニティ-ツーリングやカスタムレポート

最近は時節柄なのか二輪の教習申し込みが多い。この蒸し暑い中、皆さん、真剣いバイクに取り組んでいる。スムーズに進む人もいれば１段階でつまづいて苦労している人もいる。四輪もそうだが、要は慣れなのでバイクの感覚をつかむのにかかる時間に個人差があるのだろう。大型二輪は特にハードルが高いようだ。


しかし、バイクに乗るには免許を取るよりももっとハードルが高いことがある。それはバイクを買うこと。新車だと２５０で乗り出し５０〜６０万、４００では８０〜１００万、リッター超の大型だと１５０〜２００万、ものによっては３００万、４００万、５００万なんてものもある。


装具もヘルメット、ウエア、シューズ、プロテクター、手袋、雨衣、その他なんだかんだで２０万は行く。ついでにカスタムだなどと言っているといくらかかるか分からない。中古でもものによってはけっこういい値段がする。若い年代の人にはそうそう賄える金額ではない。中高年は金はそこそこ持っているが、最強の敵がある。そう、奥方、・・。


バイクなんてものは大きくなればなるほどコストパフォーマンスが悪い。要するに何の役にも立たない。バイクなど１３００だの１５００だの言っても、基本一人乗り、荷物は積めない、天候には左右される、しかも常に危険と言うマイナスイメージが付きまとう。維持費も四輪並みにかかる。乗り手が満足するだけの全くの趣味の世界の代物だ。そんなものに何百万もかけるのを奥方に認めろと言うこと自体無理がある。


若い世代だと独身の内はバイクに乗って、結婚するか、遅くとも子供ができるとバイクから降ろされ、そして子供が手を離れる５０台の後半くらいで、「夢よ、もう一度」と言うことになるのだろう。教習所にいると、「バイクに乗りたぁ〜い」と言う人がたくさん来るのでバイク人気も復活かと思うのだが、実際は先細りのようだ。大型の場合、売れているバイクでも月に１５０台、２００台と言うレベルでは輸出分を入れても量産効果も出ないだろう。ほとんど海外生産で食っているようなものか。


今の１０倍くらい売れれば少しは値も下がるだろうし、バイク関連用品も安くなるだろう。でもそんなのは夢のまた夢だなあ。世の奥様方、ご主人が、「バイクに乗りたぁ〜い」と言ったら乗らせてあげてください。


バイクはきちんと装備を着けて無理さえしなければ決して危ない乗り物ではありません。値段も軽かＣカーと同じくらいです（高けぇ、・・）。保険も維持費も四輪とそう変わりません（高けぇ、・・）。しかも実用性はほとんどゼロ・・・です。あ、コンビニの買い物程度は何とかなるかも、・・。置き場所も結構場所を取るかも、・・。でもねえ、楽しいんですよ、乗っている者には、・・。それにしてもバイクに興味のない人を納得させるようないいところがねえなあ、・・。