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電動キックボードよりもモンスターバイクの方が安全だと思うけどねえ、・・(◎_◎;)。

2023年07月30日 00:25 グー!(3)|コメント(2)

先日、北海道で電動キックボードに乗っていたと思われる男性が、意識不明で救急搬送されるという事故があった。報道によると、この男性が乗っていたのは、2023年7月に施行された道路交通法一部改正によって定められた「特定小型原動機付自転車」ではなく、免許が必要で、車道しか走行できない従来通りの車両だったとのこと。ヘルメットについては、発見時男性が被った状態ではなく、近くに落ちていたとのことだ。電動キックボードについては、交通ルールを守る守らないといった視点でよく取り上げられるが、乗る前に知っておいてほしいのはそれだけではない。(文:吉川賢一・アイキャッチ写真:Adobe Stock_maroke・写真:Adobe Stock、写真AC、国土交通省、JAF)

電動キックボードでは、わずかな段差が命取りになる
まずは2023年7月1日の道路交通法の一部改正をざっくり振り返ろう。新たに電動キックボード等の車両区分として「特定小型原動機付自転車」が新設された。この特定小型原動機付自転車に該当するには、20km/hを超える速度を出すことができないものであるとか、最高速度表示灯が装備されていることなど(細則あり)の決まりがあるが、該当する車両は16歳以上であれば免許が無くても運転することができる。ヘルメットの着用も努力義務だ。また、この特定小型原動機付自転車のうち、最高速度表示灯を点滅させている間は構造上6km/hを超える速度を出すことができないなど(細則あり)の要件を満たすものは、特例特定小型原動機自転車として、歩道を走行することもできる。このように、歩道を通行できる車両についてはより厳しい規制がかけられた。歩道は歩行者のための道であるため、歩行者の安全を守るために厳しくされているというのはもちろんそうなのだが、電動キックボードユーザーのためにも、この厳しい規制は必要。

車道と歩道では、道路表面の凹凸の状況が大きく異なる。うねりは多少あるものの、基本的にはフラットになるようつくられている車道に対して、歩道には、数センチにもなる段差があったり、アスファルト以外にもタイルやレンガ、砂利道など異なる素材が使われていたり、それらが切り替わる継ぎ目や側溝があったりと、歩いていると気が付かない段差が案外多い。このわずかな段差が、タイヤの径が小さい電動キックボードでは、命取りになる。

タイヤが径が小さく細いことのほか、重心が高いことでもバランスを崩しやすい
自転車に乗っていて、轍やマンホール、側溝の溝などにタイヤがはまって自転車が左右に流されたり、段差を斜めに乗り越えようとして強烈なキックバックが起こって転倒した、という経験はないだろうか。ロードレースタイプやマウンテンバイク、ママチャリなど、自転車の種類によって影響の大きさは変わってくるが、タイヤ径が大きな自転車であっても、段差を乗り越える際に不安定になる瞬間があるのは、多くの人が経験されていることだと思う。

これが、タイヤ径が小さい電動キックボード(2輪)では、さらに危険になる。タイヤが小さいことで、段差を乗り越えることができず、前タイヤが引っかかって前転するように転倒する「ジャックナイフ現象」を起こしやすいのだ。電動キックボードは、乗員が立ち姿勢での運転なので重心が高いために余計にバランスを崩しやすく、またタイヤ幅も細いために轍や側溝などの影響を受けやすく、そのぶんキックバックが強烈となりハンドルが取られやすい。これらのこれらの弱点を十分に理解して運転しなければ、電動キックボードは非常に危険な乗り物になってしまう。

路面の状況はよく確認し、段差を乗り越えようとしないこと
車道もしくは自転車道では、基本的には路面に段差は少ないはずだが、走行する路面の状況をよく確認して走行することは必要。歩道を走行できる場合(構造上の上限速度6km/h)であっても、段差は絶対に乗り越えようとせず、避けきれない場合は、速度を落とすか、安全を十分に確認したうえで、いったん降りるようにしてほしい。また、キックボードのメンテナンスも欠かさないようにしてほしい。エアボリュームが少ないので自然と空気が抜けやすく、タイヤが路面の凹凸の衝撃を往なしきれなくなるためだ(=エンベロープ特性が低い)。また車両選びの際も、タイヤの外径が大きく、幅が太い種類を選ぶようにしてほしい。安定感の高い、後ろタイヤが2輪のキックボードを選ぶのもアリだ。ルールとマナーを守れば、便利な乗り物である電動キックボード。正しい知識をもって、(努力義務とされる車両であっても)できる限りヘルメットを着用し、安全に活用してほしい。


電動キックボードは最近時々見かける。結構いい加減に走っているのが多い。走り方もそうだが、あの構造、タイヤが小さくて重心が高いのでちょっとした衝撃が加わると転倒しそうな感じであまり乗ろうという気がしない。あれで街中の道路を走るならモンスターバイクで高速を走った方がよほど安全だろう。方向はバイクや自転車のように体重移動で動かすのではなくステアリングバーで動かすのだろうか。速度が出ていなければバランスを崩したら飛び降りて逃げてしまえばいいが、30キロほども出ていると人間の走る速度を上回っているので飛び降りたとたんに転倒するだろう。ちょっとした移動には簡単で便利かもしれないが、何かあったら痛い目を見そうであまり乗りたいとは思えない乗り物ではある。あれにのるならスーパーカブの方がよほど安全そうで使いやすそうではある。まあなれない乗り物だからそう思うのかもしれないが、手軽が安全なわけでもないだろう、・・(◎_◎;)。

関連情報URL : https://news.yahoo.co.jp/articles/62a7cbb6ab89eaa3278be13121f7db1d673eb3a2?page=1

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