ヤマハ | YAMAHA TMAX500 | TMAX

車輌プロフィール

2001年8月に国内発売されたTMAX(TMAX500)は、ビッグスクーターのような機構とスタイルでありながら、スポーツバイクのようなハンドリング性能を持つモデルとして「オートマチックスポーツ」という独自のカテゴリーを拓くモデルとなった。中心市場は欧州で、前年の7月にナポリ(イタリア)で発表され、2001年初頭から販売されていた。搭載されたエンジンは、499ccの水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブユニットで、小型CVT(無段変速機)と組み合わせて俊敏な加速特性を得ていた。2003年にはショートクスリーンを得たブラックエディションを登場させ、翌年のモデルチェンジ(2005年モデル)ではショートスクリーンが標準化されたほか、フロントブレーキのダブルディスク化やラジアルタイヤの装備などの変更を受けた。2008年には再びモデルチェンジを受け、前輪の15インチ化などの変更を受けた。その翌年にはTMAXの10周年記念限定車の設定、2011年にはヤマハのロードレース世界選手権参戦50周年を記念する限定車の発売などを経て、2013年に三度目のモデルチェンジ。この際に、排気量を530ccに拡大させ、車名もTMAX530と改められた。なお、500cc時代のTMAXは、排気量数字なしの「TMAX」と表記されてきたが、TMAX500として認知されている例も多いことから、バイクブロスでは、TMAXとTMAX500を併記した。

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