ホンダ | HONDA CBX750F

車輌プロフィール

CBX750F(RC17)は、CB750F系(1979-82年)の後を受ける形で、1983年12月に発売された「ナナハン・スポーツ」だった。前年に認可されたばかりのハーフカウルを備え、その前面に2灯式のヘッドライトを備えていた。エンジンは、CB750Fよりもワイドボア・ショートストローク化された新型で、実排気量は747ccの空冷直列4気筒DOHC4バルブタイプだった。このエンジンの特徴は、タペットクリアランスの自動調整機構やブラシレスのACジェネレーター(交流発電機)などを採用することで、整備性を向上させていたこと。また、77psの出力(81年式CB750Fから7ps増)を達成しながら、燃費性能にも優れていた。CB750Fになく、CBX750Fに搭載された機構は、バックトルクリミッター。これは、シフトダウンを急激に行った際に発生する過大なエンジンブレーキを防ぐもので、車体安定性の向上に寄与するものだった。1985年には、フルフェアリングを装備したCBX750Fボルドールが発表された(別項)。84年登場のCBX750ホライゾンは、CBX750Fのシャフトドライブ仕様車と言えるものだった(別項)。後継モデルは、1992年発売のCB750(RC42)。

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