ホンダ | HONDA VRXロードスター | VRX Roadster

車輌プロフィール

1995年8月に発売されたVRXロードスターは、スティード(400)の挟角52°水冷Vツインエンジンを搭載したロードスポーツモデルだった。スポーツモデルとはいっても、VRXロードスターが求めたのは、1980年代のような高い走行性能ではなく、『「乗って心地よく」「操って楽しく」「見て美しく」というモーターサイクルの原点』(リリース文より)と言えるもの。幅広のハンドルをグリップし、ゆとりのあるシートにどっかりと座って、Vツインらしい鼓動を感じながら、どこまでも走り続ける、そんなバイクだった。前後とも油圧式ディスクブレーキを採用。398ccの水冷4ストV型2気筒OHCエンジンは、3バルブ、ツインプラグで、5段ミッションが組み合わされていた。ハンドルにはインチバー(25.4ミリ径)を採用。シート下には容量5リッターの収納を備えていた。翌年に一度だけカラーチェンジを行ない、モデルライフを終えた。

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