掲載日:2026年03月24日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち


1989年の東京モーターショーで、一度見たら忘れられない独創的でクラシカルなデザインのバイクが参考出品された。
これまでにない新しいスタイルだったことから話題になったスズキのSW-1。東京モーターショーから3年、ついにデビューを果たした。ちなみにデザインは、80年代に日産のBe-1やパオ、フィガロなどのデザインを手がけた坂井直樹氏・Water Design社が担当。スズキとしてはレアケースとなる、デザイン先行のモデルで1992年にはグッドデザイン賞を受賞した。
ファッション性を優先するために靴が汚れない、シーソー式シフトチェンジを採用。駆動も静音性を考慮してベルトドライブ。フロントのガソリンタンクの部分は収納スペースにするなど実用性も備える、まさに新感覚シティコミューターだった。
キャッチコピーは「ヒューマンウェア」。当時人気だった走り屋系とは一線を引く、女性ライダーやファッションに興味を持つオシャレ層がターゲット。カラーリングもこれまでになかった「カシューベージュ」1色とした。
意欲的なモデルだったが、時代が早すぎたのか、それとも新車価格が68.8万円と高価だったからか……、 僅か2年でカタログ落ちとなってしまった。








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