掲載日:2026年02月19日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち


歴代のカワサキ250㏄ネイキッドの中で最も有名で、人気が高いモデルは、おそらくバリオスじゃないだろうか。
1989年にデビューしたゼファーから始まった「ネイキッドブーム」。その後、他メーカーは追うように新モデルを投入。250㏄ネイキッドの戦国時代が始まった。
そんな中「ネイキッドのスタイルが好きだけど、クラシックやツアラーはちょっと…」「高性能エンジンで、走りではレーサーレプリカに負けない、スポーツ性の高いネイキッドに乗りたい!」そんな層に、ズバッと突き刺さったのがバリオスだった。
エンジンは水冷4スト並列4気筒のレプリカZXR250がベース。1万5千回転で最高出力45PSを発揮する超高回転型でありながら、中低速でも走りやすいエンジンに仕上げていた(町中ではZXR250よりも速かったという噂も)。加速時に響き渡る甲高い排気音は官能的で「F1サウンド」と呼ばれていた。
同じカワサキのネイキッドでありながら、伝統的な美しさを持っていたゼファーとは正反対の性格を持っていたバリオス。レプリカ並みのエンジン性能、近代的でシャープなデザイン、最新リアサスなど、まさにネイキッド版のスーパースポーツだった。
他メーカーのネイキッドを圧倒する人気を得たバリオス。その後、93年に自主規制によって最高出力は40PSへダウン。97年にはツインショックのバリオスⅡにバトンタッチされたが、基本的なスタイルとコンセプトを変えず2007年まで販売は継続。日本を代表する定番ネイキッドモデルとなった。








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