レトロバイク・グラフティ第162回 SUZUKI WOLF250 1988年

掲載日:2025年10月24日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

レトロバイク・グラフティタイトル画像

レトロバイク・グラフティ第162回 SUZUKI WOLF250 1988年 メイン画像

2ストレーサーレプリカから
カウルを取り去ったスーパースポーツネイキッド

1980年代、フルカウルのモデルからカウルを取ったカウルレスモデル(ネイキッド)が各メーカーから発売されるようになった。

たとえばヤマハのFZ400R→FZ400N、カワサキのGPZ400R→FX400R、ホンダのVFR400R→VFR400など。4スト400㏄から始まったカウルレスの波は2スト250㏄へ。1988年に誕生したスズキのレーサーレプリカRGV-Γ250をカウルレス、ストリート仕様にしたモデルがウルフ250だった。

アルミフレーム、路面追従性を高めたニューリンク式フルフローターサスペンションなどはガンマと共通。最高出力45PSを発揮する、水冷2サイクル90°V型2気筒の超パワフルエンジンは、シティユースを考えて低・中速域を重視。また町乗りでも扱いやすいようにハンドルの位置もガンマより2cm高く設定されていた。

またハンドリングを軽快にするためにフロントディスクブレーキをシングル化。ネイキッド映えを考えてエンジンはブラックに変更。ハンドル周りも丸目ヘッドライト、ハンドルマウントのメーターにすることでスッキリした外観になっていた。ちなみに乾燥重量もガンマより3kg軽くなっていた。

ウルフ250に続いて89年には単気筒のウルフ50が誕生、91年にはウルフ125。92年にはウルフ200が登場、排気量を越えてウルフの血統は継がれていった。ちなみに「ウルフ」という名はスズキの代表的なペットネーム、1969年に初代ウルフ90&125。1982年にはレジャーバイクのウルフが生まれている。

スズキ ウルフ250 スペック
  • ■サイズ/全長 1,990mm×全幅 700mm×全高 995mm ■エンジン/2ストローク2気筒■排気量/249cc ■最高出力/45ps/ 9,500rpm ■最大トルク/3.8kgf・m/8,000rpm ■変速機形式/リターン式・6段変速

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索