掲載日:2026年04月02日 プロが造るカスタム
取材協力/CUSTOM SHOP ETERNITY 取材・写真・文/ガスグラフィックス

このヤマハ グランドマジェスティ 250は、2007年にエタニティによって製作された一台だ。その当時のカスタムテーマは、「大人のラグジュアリーカスタム」。外装のラップ塗装や見せるカスタムテクニックを惜しみなく投入しながら、同店が得意とするワンランク上のラグジュアリー感が表現された内容で、当時有名になった車両である。
必見すべきは、エンジンの右側後部に設置されたメッキ仕上げのパーツだ。その形状からマフラーエンドを連想しそうだが、この正体はエアサス用のエアタンクなのだ。動作構造上、エアサス装着車にはエアタンクの設置が必要となる。これをシート下のラゲッジスペースに収納。あるいは、ワンオフフレーム加工の一環で増設箇所を設けるのが一般的だった。しかし、マフラーを左出しにして、この位置に見せるスタイルとしてエアタンクを装着した事例は、当時でもかなりレアだったのは間違いない。

派手になりがちなラップ塗装も、色味を抑えて重厚感を表現。各部のメッキパーツに合わせた前後クリア仕様のウインカーやテールの装着。そして、大柄なダイヤカットパターンを使いつつ前後一体成型されたシートなど、ひとつ間違えば大味なスタイルになりそうな内容を、一つひとつ丁寧に仕上げることで得意のラグジュアリー感を演出しているのが印象的なカスタムだった。

エタニティのロゴが追加されたメッキ仕上げのショート管は、apr製DC-AIRサスペンション用のエアタンクである。エアタンクをどこに収めるか? 多くのプロショップが悩んだその答えに、ひとつの方向性を示した画期的なアイデアだった。その奥に見えるマフラーエンドのようなパーツは、ワンオフのエアクリーナーだ。

マフラーはご覧のように左側に取り回している。サイレンサー本体のサイズ感やこのカチ上げ具合にも、やり過ぎないように配慮した絶妙なバランス加減を感じることができる。

ハンドル周りはオールメッキ化しつつ、エアサスコントローラースイッチを増設。ロックフォード製スピーカーで、乗車時の音響にもこだわった。

ノーマルをベースとし肉抜き加工を行ったように見えるが、前後を一体成型したエタニティのワンオフシートだ。この大柄なダイヤカットにボタンダウン。そして上質感溢れる表皮選定に、エタニティのラグジュアリーに対するこだわりが感じられる。

リアウイングはエアサスと同じメーカー、apr製を使用。純正タンデムグリップとの一体感や、絶妙な跳ね上げ感が美しい。クリアテールは当時大人気だったポッシュを使用。スポーティ、ラグジュアリーなど、どんなスタイルに適合する万能さが魅力だった。

グランドマジェスティ 250のヘッドライトデザインやウインカーは、ほぼそのままに、顔付きを一変させてくれるフロントフェイスはカスタムパーツフタイ製。エッジ感がさりげなく演出されたフロントサイドとフェンダーにはジェッツを使用。

ウェーブローターはガルファーを選択。ホイールは、リム部はメッキ、ディスク部はラップ塗装と塗り分けており、単調になりがちな足周りの雰囲気にメリハリをもたらしている。








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