掲載日:2026年04月03日 購入基礎知識 › バイク購入基礎知識
取材・文/小松 男


2026年3月のグーバイク買取ランキング――またしても、というべきか。頂点に立ったのは ホンダ PCX でした!
ここまで来ると「強い」というより、もはや“動かない”。
ランキングというのは本来、上下が入れ替わるから面白いはずなのに、PCXに関してはその前提すら揺らぎ始めています。正直、ちょっと怖いくらいの安定感です。
なぜここまで動かないのか。理由はシンプルで、「売れているから」。新車が売れ続ければ、その分だけ中古市場にもタマが流れてくる。しかもPCXは通勤・通学から日常使いまで幅広く使われるモデルだけに、乗り換えのタイミングも多く、市場に常に動きが生まれます。
つまり――売れる→流れる→また売れる、という無限ループ状態に入っているわけです。
性能や装備については今さら語るまでもありません。燃費、走り、質感、そのすべてが高水準。「とりあえずこれを選んでおけば間違いない」という安心感こそが、最大の武器と言えるでしょう。
さらに今月は、他の定番スクーターの名前が見当たらないという状況も見逃せません。結果として浮かび上がったのは、やはり“PCX一強”の構図。
状況的には、ランキングの常連というより――殿堂入り候補と言ってもいいのかもしれません。
それでも市場に出続ける以上、この王座はまだ続くのか。
強すぎるがゆえに、逆にその行方が気になってしまう――そんな1位でした!

2026年3月のグーバイク買取ランキング、2位に入ったのは ホンダ スーパーカブ110。
……って、PCXに続いてお前もか!と思わずツッコミたくなる結果です。
正直に言います。このバイクに関しては「なんで売るの?」という気持ちが先に来てしまう。スーパーカブ110は、飽きるとか乗り換えるとか、そういう文脈で語るバイクじゃない。気がつけば生活の一部になっていて、何年も何万キロも一緒に過ごしていく
――そんな“終の一台”候補の筆頭だと思っているからです。
それでもランキングに顔を出すということは、やはり市場は動いている。理由として考えられるのは、新型への乗り換えや、排気量アップといったステップアップ。実用性も趣味性も高いスーパーカブ110は実は“最初の一台”として選ばれることも多いだけに、その役目を終えて次のバイクへ進む、いわば“卒業”的な動きも少なくないのでしょう。
ただし、ここで視点を変えてみると話は一気にポジティブになります。
「手放される」ということは、「市場に出てくる」ということ。つまり、状態の良い個体に出会えるチャンスが増えているということでもあります。
乗りつぶすつもりで付き合いたいバイクが、なぜか市場に出てくる――。
このちょっとした矛盾こそが、スーパーカブ110という存在の面白さなのかもしれません。
探していた人にとっては、いまが狙い目。
そして乗ってしまったら最後、きっと長い付き合いになる一台です!!

2026年3月のグーバイク買取ランキング、3位にランクインしたのは ホンダ モンキー125!
ここでの登場に、ちょっとニヤッとしてしまった人も多いのではないでしょうか。
モンキー125といえば、2018年の登場時に大きな話題を呼んだ一台。かつてのモンキー50のイメージを受け継ぎつつ、車格をグッと大きくし、普通に“走れるバイク”として生まれ変わったモデルです。かわいい見た目とは裏腹に、しっかりと実用にも応えてくれる――そんな絶妙な立ち位置が、多くのファンを惹きつけました。
ただし、登場当初は「欲しい人がすぐ買う」タイプのバイクでもありました。そのため、中古市場に流れてくる数はそこまで多くなかった印象です。ところが、あれから約8年。ここにきて、ようやく市場が“動き始めた”気配があります。
乗り続けてきたオーナーが手放すタイミングに入ったのか。それとも、新しい楽しみ方を求めて乗り換えが始まったのか。理由はさまざま考えられますが、共通して言えるのは――「タマが出てきた」ということ。
見た目の愛らしさと、しっかり走れる実力を兼ね備えたモンキー125。
気になっていた人にとっては、まさに“いまからが本番”のタイミングかもしれません!

2026年3月のグーバイク買取ランキング、4位にランクインしたのは ヤマハ SR400。
今回のランキングの中でも、少し異質な存在に感じたのは、この一台かもしれません。
正直に言ってしまうと、不思議ではあるのです。生産終了から時間が経っているにもかかわらず、なぜいまもこうして市場で動き続けているのか。もちろん、名車であることや流通台数の多さといった理由は思い浮かびますが、それだけで説明しきれるバイクでもない気がします。
ルーツを辿れば、XT500やSR500といったビッグシングルに行き着きます。そこから大きく姿を変えることなく、長い年月をかけて熟成されてきたのがSR400という存在です。進化を重ねてきたというよりも、どこかで“完成されてしまった”バイク――そんな言い方の方がしっくりくるかもしれません。
象徴的なのは、やはりキックスタート。
上死点を探り、呼吸を合わせて踏み込むあの動作は、効率だけを考えれば決して合理的とは言えません。それでも、そのひと手間を楽しみたいと思わせる何かが、このバイクにはあるのです。
結局のところ、「なぜ動き続けているのか」という問いに、明確な答えはないのかもしれません。
ただ、“欲しいと思う人が途切れない”――それだけで十分に成立している。そんな不思議な強さを持った一台です。

2026年3月のグーバイク買取ランキング、5位にランクインしたのは ヤマハ ビーノ。
丸みを帯びたレトロなスタイルでおなじみの一台が、ここで顔を出してきました。
ビーノといえば、やはりそのデザイン。いわゆる速さやスペックではなく、「見た目が好き」という理由で選ばれることの多いモデルです。コンパクトで扱いやすく、街中での取り回しも抜群。日常の足としての実用性をしっかり押さえながらも、どこか愛着が湧く――そんな不思議な魅力を持っています。
ここ最近の流れで見ると、原付一種クラスを取り巻く環境の変化も無視できません。新しいルールの話題や、今後の動向が注目される中で、「今のうちに乗っておきたい」「手放すなら今かも」といった動きが市場に影響している可能性もありそうです。
そして少し余談ですが、最近登場したヤマハのファツィオ。あの楕円を基調としたデザイン、どこかジェリービーンズやポイフルのような、思わず手に取りたくなるキャッチーさがありますよね。そう考えると、ビーノが長年担ってきた“かわいいスクーター”のポジションが、少しずつ次の世代へと受け継がれているのかも……なんて想像もしてしまいます。
いずれにしても、キャラクターの立ったモデルは強い。
ビーノのように「好きで選ばれるバイク」は、これからも市場の中でしっかりと存在感を放ち続けていきそうです!








愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!