掲載日:2026年04月16日 フォトTOPICS
まとめ/小松 男

バイクの世界には、思わず「なんで?」と立ち止まってしまう瞬間があります。見慣れないデザイン、気になる装備、ツーリング中のちょっとした疑問――そのすべてが、バイクライフを深くする入口です。当企画では、ハルノリカとDANの掛け合いを通じて、毎回異なるテーマをやさしく紐解いていきます。気づけば知識が増え、走りがもっと楽しくなる。そんな“発見型バイクライフ”をお届けします。

攻めポイント:
大型スポーツバイクの車格に、電子制御の油圧式無段変速機「HFT(ヒューマン・フレンドリー・トランスミッション)」を搭載。低く長い車体とフルカウルによる独特のシルエットは、それまでのバイクの進化過程から大きく逸脱していた。
残念の理由:
当時としては120万円を超える高価格に加え、「スポーツバイクの走り」と「スクーターの快適性」を両立しようとした結果、どちらのユーザー層にも決定打になりきれなかった。コンセプトの先進性に対し、市場の受け皿がまだ整っていなかった典型例と言える。

攻めポイント:
スーパーカブやモンキーと同系統の横置き50ccエンジンを採用しながら、サドルシートや極限までそぎ落としたフレーム構成によって、“個”を際立たせるミニマルなデザインを実現。あえて“未完成感”を楽しむという思想が色濃い。
残念の理由:
機能性や実用性を大胆に削ぎ落とした結果、通勤・通学用途としては今一つ使いづらく、かといってカスタムベースとしても方向性が絞りきれなかった。コンセプトは明確だが、ターゲットの解像度がやや曖昧だったことで短命に終わった。

攻めポイント:
大排気量パラレルツインをベースに、一体成型のロケットカウルを採用したネオクラシック路線。現代的な車体構成に対し、あえてクラシカルかつ個性的な意匠を強く打ち出した。
残念の理由:
「上がりの一台」としてベテラン層をターゲットにしたが、現代的な性能とクラシカルなデザインの融合が賛否を呼んだ。刺さる層には深く刺さる一方で、市場全体としては広がりに欠けた印象は否めない。

攻めポイント:
アニメやSF作品に着想を得た“近未来クルーザー”という独自コンセプト。低く長い車体に加え、背もたれ付きシートや前方にせり出した足元レイアウトを採用。さらに自動変速のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)と多機能メーターを組み合わせ、従来のバイク像を大きく逸脱した。
残念の理由:
デザインとポジションの個性が強すぎたことで、一般的なスポーツバイクやクルーザーのユーザー層と噛み合いづらかった。話題性は高かったものの、日常での使い勝手や用途イメージが浸透しきらず、結果としてニッチな存在に留まってしまった。

スクーターの利便性とバイクの走行性能を融合させたクロスオーバーモデル。DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用し、クラッチ操作不要でスポーティな走りを実現したが、その中間的な立ち位置ゆえにユーザー層のイメージと噛み合いづらく、評価は分かれる一台となった。
リカ● なるほど……! 攻めすぎて失敗することもあるけど、振り切ったからこそ成功するケースもあるんですね。ホンダさん、かなりチャレンジャーですね!

神奈川県厚木市出身、2003年4月4日生まれ。明るく元気な性格で、思い立ったらすぐ行動するタイプのバイク女子。現在はフリーターとして働きながら、愛車とともに日常からツーリングまで幅広くバイクライフを満喫中。初心者ならではの素朴な疑問と中級者へと成長していくリアルな視点が持ち味。








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