『ツーリングのつぼ』

旅先での盗難防止

掲載日:2013年04月23日 タメになるショートコラム集ツーリングのつぼ    

Text/Kosuke KAWAI

ツーリングで宿に泊まった時、バイクの保管場所が気になると思う。ライダー歓迎の宿なんかだとガレージに保管できたりもするが、ほとんどがクルマと同じ駐車場か、玄関脇だろう。

そういう場合、地面から生えている構造物など、簡単に動かせない物とつなぐ「地球ロック」を基本にしたい。私の場合、自分の愛車よりも高価なバイクの隣に停めて、「盗むのなら、隣のヤツから先にどうぞ」というお祈りも欠かさない。

最初に旅をしたオーストラリアで、ロックで失敗をしたことがある。書類手続きのため役所へ行く必要があった時、時間がギリギリであわててしまい、U字ロックがかかったまま XR のアクセルを開けてしまい、「ガキッ」という音と共に、2~3本のスポークを折ってしまったのだ。そんな理由から、今でもなんとなくU字ロックにトラウマがある。

世界1周には軽量化の理由もあり、ディスクロック1個、ワイヤーケーブルを2本、都合3つのロックを持って行った。大荷物に隠れてしまうので、ツーリングではロックが付いていることに気がつきにくい。そんなオーストラリアの失敗から、走り出す前に、30 センチでいいから愛車を手で押すことをルールにしていた。さら外したロックは、常に視界に入るように、左右のミラーに付けていた。

バイクカバーも防犯に効果的だと思う。使わないときは邪魔にならないよう、ペラペラの安物でいい。最近ではテント用の小さなタープや、使わなくなったテントのフライカバーも使っている。それだと、走っている時は荷物を包んで、整備の時は敷物にして、夜は愛車のカバーにできる。

ちなみに、スポークが折れたまま走ると、他に負担がかかって次々と折れてしまう。スポーク1本の値段は安いけれど、機種ごとの専用品が多く代用も利かないので、お店の在庫は期待できない。つまり、パーツが手に入るまで動けないのだ。そのため、今でもお守りのように、数本のスポークを燃料タンクの下に隠してツーリングしている。

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