掲載日:2014年11月07日 フォトTOPICS
取材・撮影・文/安藤 正和(Office25)
中須賀選手vs高橋選手。チャンピオンシップはふたりのマッチレースへ。
2014年の全日本ロードレース最終戦『MFJグランプリ』は2レース制。それに加えて、優勝者には通常の25ポイント+3ポイントの特別ルールがあるため、最大56ポイントの獲得が可能です。開幕戦、第6戦、第7戦を制した『ヤマハYSPレーシングチーム』中須賀克行選手と、第2戦、第3戦で2勝を挙げた『MuSASHi RT ハルクプロ』高橋巧選手。タイトルを争うふたりのポイント差は、わずか7ポイント。チャンピオンをかけたマッチレースが予想される中、レースウィークに突入しました。
予選をリードしたのは中須賀選手。Q1で2分18秒697、Q2では2分19秒803をマーク。いずれもトップタイムで、両レースのポールシッターに。対する高橋選手は、いずれも4番手に沈み、出遅れてしまいました。
決勝日、ところどころにウエットパッチが残るも、ほぼドライの状態でレース1がスタート。3周目にトップに立った中須賀選手がトップでチェッカー。高橋選手は2位で続き、チャンピオンシップの行方はレース2へ。
レース2は、午後から降り出した雨のため、完全ウエット状態に。オープニングラップを制した高橋選手でしたが、4周目のヘアピンカーブでメカニカルトラブルにより、マシンをストップ。優勝は、レインコンディションに強い『Team KAGAYAMA』の加賀山就臣選手。注目の中須賀選も2位でチェッカーを受け、2014年の全日本ロードレースJSB1000クラスチャンピオンに輝きました。
01レース1のホールショットは、好スタートを切った加賀山選手。
02第2コーナーでけん制し合う中須賀選手と高橋選手。
03S字コーナーを立ち上がる中須賀選手と高橋選手。
04レース1は、1位が中須賀選手(中央)、2位は高橋選手(左)、3位に『TOHO Racing with MORIWAKI』の山口辰也選手(右)。
05レース2の序盤、ダンロップコーナーを立ち上がる中須賀選手と高橋選手。
06レース2のトップを争う中須賀選手と加賀山選手。
07第4戦のSUGO以来、今季2勝目に向けて立ち上がる加賀山選手。
08レース2で2位に入り、3年連続5度目のJSB1000クラスチャンピオンを喜ぶ中須賀選手。
09レース2は、1位が加賀山選手(中央)、2位は中須賀選手(左)、3位は山口選手(右)。
10J-GP2クラスは、順調にスタートを切ったかに思われましたが、直後の降雨のため一時中断に。
11今季4勝目を挙げ、2014年のJ-GP2クラスチャンピオンに輝いた『MORIWAKI RACING』の高橋裕紀選手。
12J-GP3クラスも、チャンピオンを賭けて決勝がスタート。
13最終ラップでトップに出た『TEC2&TDA&NOBBY』の鳥羽海渡選手。
142年連続でJ-GP3クラスチャンピオンを獲得した『リベルトPLUSONE&ENDURANCE』の山田誓己選手。
15ST600クラスは、『伊藤レーシングGMDスズカ』の大崎誠之選手と『AKENO・SPEED・MIC』の稲垣誠選手がトップを争います。
16ST600クラスのタイトルを手に引退宣言する『ミストレーサwith HARC-PRO』の小林龍太選手。
172014年のMFJ全日本ロードレース各クラスのチャンピオン。左からST600クラス小林龍太選手、J-GP3クラス山田誓己選手、J-GP2クラス高橋裕紀選手、JSB1000クラス中須賀克行選手。
18スプーンカーブを立ち上がる加賀山選手。
19JSB1000クラスにスポット参戦した『F.C.C.TSR HONDA』のジョシュ・フック選手。
20第2コーナーを立ち上がるジョシュ・フック選手。
21デグナーカーブを立ち上がる『Team GREEN』の渡辺一樹選手。
22スタート練習をする『ヨシムラスズキシェルアドバンス』の津田拓也選手。
23全日本ロードレースで3勝。そしてアジアタレントカップシリーズも制覇し、2015年に期待がかかる鳥羽海渡選手。
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