掲載日:2010年05月25日 フォトTOPICS
撮影・取材・文/バイクブロス×マガジンズ編集部 ムラヤマ
このモデルのために開発されたフルカウルは、風洞実験を経てデザインされており、高い防風効果を発揮する。
水冷エンジンを搭載するスズキのリッタースポーツ「バンディットシリーズ」に新たなモデルが加わった。同社のスーパースポーツモデルであるGSX-Rシリーズをほうふつさせるフルカウルを装着し、ストリートから高速道路を使ったハイスピードツーリングまでを視野にいれた、オールラウンドな性能を期待させるモデルとなっている。ここ数年、国内向けリッターバイクはスーパースポーツかネイキッドの2択だったが、バンディット1250F ABSはそんな状況に一石を投じるはずだ。試乗インプレッションを通して、バンディットシリーズの新たなる提案を味わってみたい。
01ヘッドライトはスズキのスーパースポーツであるGSX-Rシリーズを思わせるシャープな形状だ。
02ダクト付きスクリーンの防風性能は高い。タンデム時のことも考慮した高さになっているのも特徴だ。
03メーターはアナログとデジタルを組み合わせたコンパクトなもの。中央の液晶はギアシフトインジゲーターとなる。夜間照明色はアンバーだ。
04グラマラスなタンクの容量は19リットル。車体色のパールネブラーブラックはフレーク入りで、陽光の加減で美しく輝く。
05スズキはABSに積極的なメーカーで、バンディットの前身であるGSFから数えると、すでに採用開始後15年となる。もちろん本モデルでも標準装備となる。
06最新技術を投入した水冷DOHCエンジンには、二次バランサーを採用。なめらかで振動の少ないエンジンフィーリングを実現した。
07マフラーはオールステンレス。サウンドは控えめな音量だが、リッターマシンらしい迫力を感じさせてくれる。エンドキャップは新デザインを採用。
08シート高はライダーの好みにあわせて、高さを2段階に調節可能。ローポジション時は790mm、ハイポジションでは810mmの高さとなる。
09グラブバーにはロングツーリング時の荷物積載に便利なフックが備えられている。
10チェーン調整や日常のメンテナンスに役立つセンタースタンドを標準装備。リッタークラスだがスタンドの上げ下ろしは比較的軽く感じた。
11意外と目立たない部分だが、チェーンケースがアルミ製となっている。樹脂製との質感の差は歴然。
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