掲載日:2016年07月07日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
2016年の東京モーターショーのヨシムラブースに初期型GSX-R1100が展示されていた。装着されていたのは開発中の機械曲げサイクロン。およそ30年前を彷彿させる懐かしいスタイリングに、油冷Rシリーズファンは思わず感激したはず。
その機械曲げサイクロンが、今年5月ついにリリースされた。エキパイの素材は耐久性に優れるステンレスで、マシンベンディングながらもサイクロンらしい当時の曲線を忠実に再現している。集合部はロストワックス製法で形作られ、精度が高く組み立てやすいのが特徴だ。そこから伸びるテールパイプは、サイレンサーの角度を理想的なものとし、さらにアルミ製のサイレンサーステー(タンデムステップ付き)を付属するこだわりぶり。書き加えると、1人乗り専用のオプションサイレンサーステーまで用意しているのだ。
適合機種はGSX-R1100(G~J)と、GSX-R750(F~H)で、どちらもJMCA認定なので車検にも対応する。サイレンサーはカバーの材質が4種類から選べ、最も軽いカーボンを選択した場合、純正マフラーに対してR1100は約44%、R750は約23%の軽量化が可能となるのも見逃せないだろう。
手頃な価格にも注目。初期ロットは少なめなので決断はお早めに!
[ DETAILS ]
エキパイは耐久性に優れるステンレスを採用。これをベンダーで曲げる
ロストワックス製法による4-1集合部。ピーク後の落ち込みが少ないレーシーな特性を実現している。また音質にも注力しており、低回転域では重低音を、高回転域では大排気量のインライン4らしい、迫力のあるサウンドを楽しめる
用意されるサイレンサーのカバーは4種類で、写真は最も軽量なカーボン。R1100:11.5kg、R750:8.3kgという純正マフラーに対して、6.4kgと非常に軽く仕上がる。なお、ステンレスは6.7kg、チタン2種類は6.5kgを公称する
[ SPECIFICATIONS ]
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!