掲載日:2015年09月24日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
カウリングの一部を構成するスクリーンは、車両全体の印象を左右するだけでなく、防風効果や視界確保といった機能面にも大きく関わってくるパーツ。そんな重要なアイテムを、三重県鈴鹿市にある自社工場で製造販売するのがアクリポイントだ。
使われる素材は、国内で生産された高品質なアクリル樹脂。純正スクリーンの多くは大量生産向きのポリカーボネイト製で、それよりも透明度が高いのがポイントだ。板状のアクリル樹脂は電気炉で加熱されたあと、圧空成型によって狙いの形状に膨らませ、コンタマシンで切断される。段付きタイプは途中でプレス成型も行われ、そのすべてがほぼ手作りといっても過言ではない。
クリア、スモーク、ミラーの3種類を用意して、特にベーシックなクリアの車種ラインナップは圧巻だ。ドゥカティに至っては日本でも大人気となった851や888、916用をはじめ、750SSや900MHRといった旧車用も設定している。
ボルト穴の位置が正確なので装着に困らず、また車検が必要なモデルに関してはシリコン製のモールを付属するなど、日本製ならではの気遣いも随所に。製品によっては純正スクリーンよりも高さを増しているものもあるから、気になる人はぜひ、公式サイトをチェックしてほしい。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
純正スクリーンのポリカーボネイトに対し、アクリル樹脂が優れているのはその透明度。さらに歪みも少ないため、スクリーン越しの視認性が高い
車検が必要な車種にはシリコン製のモール、いわゆる縁ゴムが付属する
写真はZ1000R用で、旧車向けのラインナップも豊富。クリアにはレーシングとストリートがあり、前者はレース専用なので純正カウルには装着不可
ミラー仕様のラインナップは5機種。オレンジイエローをベースとしたグラデーションが美しい。なお、スクリーン越しのETC作動は保証できないそうだ
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