掲載日:2015年07月29日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/吉田 恵 記事提供/スマイルバイク編集部
野島エンジニアリングは、国内でも有数のエキゾーストメーカーとして知られる。代表の野島英俊さんは、1970年代にモリワキエンジニアリング入社後、メカニックとしてグレーム・クロスビーやワイン・ガードナーといった伝説的レーシングライダーをサポート、その後二輪モータースポーツの最高峰であるロードレース世界選手権において福田照男、上田昇の両選手とともに戦った超一流のメカニックだ。
1994年に市販車用エキゾーストシステムを手がけて以来、レーシングマシン開発で培ったノウハウを投入した逸品の数々は、一般ライダーからも大きな支持を得ている。
数あるマフラーの中で、ファサームはパワーフィールとノジマらしいサウンドを重視して開発されている。ミドルクラス用にはステンレスエキパイ+カーボンサイレンサーのS2/Sシリーズを発売していたが、このたび新たにティアドロップ断面サイレンサーが特徴のM2シリーズが加わった。
YZF-R25(ABS)用は大胆なショートサイレンサーでありながら、2気筒エンジン特有のパタパタ音を消して、サウンドにこだわるノジマらしさを発揮。素材はチタンを全面に使用して軽さを追求すると同時に、チタンならではの焼き色を施して、所有する満足感も満たしてくれる。近接排気騒音・加速走行騒音のどちらも非常に低く抑えながら、全域でノーマルを上回るパワー&トルクを得ている技術はさすがというしかない。
ファサームシリーズ以外にも、コストパフォーマンスに優れたGTミドルシリーズと、こだわりの細部ディテールや美しいコーティングで高級感をアピールするDLCチタンシリーズに、ミドルクラス向けJMCA認定マフラーがラインナップされているので、気になる方はチェックしていただきたい。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
特徴的なティアドロップシェイプのチタンサイレンサーが、いい意味でツインシリンダーらしくない音質と音量を奏でる。消音性とスペックの向上をハイレベルで両立している。
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