掲載日:2015年02月17日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
ブルートゥース式インターコムのビーコムや、アルミ削り出しの高品質なマウントシステムなど、独自開発の魅力的なアクセサリー群で知られるサインハウスは、’13年からLEDヘッドライトのオリジナルブランド“エルリボン”を展開。車種別専用設計の小排気量バイク向けに続き、待望のH4がリリースされた。
’96年に白色LEDがこの世に登場して以来、2輪用LEDヘッドライトの商品化を構想していたという同社。先にHIDライトをリリースするが、このときに苦労した電力の安定供給や取り付けスペースの問題などが、今回の開発にも役立ったそう。
ハロゲンのH4バルブの中には2つのフィラメントがあり、点灯させる場所を変えることでロービームとハイビームを切り替える。これをLEDで実現するため、エルリボンでは3つずつ計6個の高輝度LEDチップを採用。また、問題になりがちな自己発生熱の放出については、形状を自由に変えられるヒートリボンのほか、NASAが開発したヒートパイプを導入して対応している。
高温時には自動的に減光して発熱を抑えるヒートセンサーコントローラーまで実装するなど、不測の事態にまで配慮する姿勢はさすがサインハウス。H4バルブ車のオーナーにぜひ導入をお勧めしたい一品だ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
アメリカの半導体メーカー、クリー社の最新LEDチップ“XP-L”を、ロー/ハイビームそれぞれ3個ずつ使用する
H4バルブ車にボルトオンで装着できるように、座金形状と後部寸法をハロゲン球と同一に。保安基準もクリア
製品名の由来にもなっているのがこのヒートリボン。LEDの自己発生熱を放出するヒートシンクであり、形状を自由に変えられるので汎用性が高い
バラスト内には、発光部の温度を監視し、高温時には減光して発熱を抑えるヒートセンサーコントローラーを内蔵。これにより安定した点灯を実現
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