シンプソン初のヘルメットを復刻 チークパッドを取り外し可能に

掲載日:2014年03月25日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

Photo/前川健彦  Report/大屋雄一  記事提供/ロードライダー編集部

一昨年、シンプソンのモデル30を復刻販売した、ノリックスプロジェクト。映画“マッドマックス”の大ヒットで再注目された往年のヘルメットであり、シンプソンと言えばこれを思い浮かべる人も多いはず。

このモデル30がリリースされた’12年、ノリックスは新たなプロジェクトをスタートさせる。それは、シンプソン社として初のヘルメットとなった“モデル50”の復刻だ。現在も同社で働く現役スタッフによると、販売数は1万個に満たないだろうとのことで、しかも’70年代の製品なので、現存しているものはごく僅か。にもかかわらず、日本やアメリカから当時物を集めてディテールを忠実に再現。SG規格に合致するよう、視野や保護範囲を微調整しながら、モデル50の復刻に腐心した。

デザインは当時のままだが、内装は脱着式とするなどユーザーの声を反映。また価格を下げるため、バイザーを別売りとしている点にも注目してほしい。そして、やはり何と言っても驚きなのは、全10色(!)ものカラーバリエーションだ。当初は4色で計画していたが、最終的にはここまで増えた。これだけあれば、愛車やジャケットとのカラーコーディネイトも容易だろう。

発売はもう間もなく。欲しいと思うなら早めに予約したほうが確実だ。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/シンプソン
  • 販売元/ノリックスプロジェクト
  • 国内代理店/トレーダーハウス
  • 製品名/モデル50
  • 規格/SG(全排気量対象)
  • 帽体/ガラス繊維複合素材
  • サイズ/57-58cm、59-60cm、61-62cm
  • カラー/白、銀、黒、赤、オレンジ、黄、パールピンク、緑、マットブラック、ストーンブラック
  • 価格/3万7,800円

[ DETAILS ]

チンガードに開けられた4本のスリットを忠実に再現。この意匠が後のモデル30などに受け継がれているのだ

前頭部のスナップボタン。収集した当時のサンプル品の中にはボタンが3つのものもあったようだが、最終的にオリジナルに近い5つボタンで製作

価格をできるだけ抑えるためにバイザーを別売りに。カラーは写真のホワイト以外にブラックを用意。3,990円

当初は固定式で計画を進行していたという内装は、洗濯のしやすさを優先して途中から脱着式に変更。各部に配されたロゴが満足度をさらに高める

[ お問い合わせ ]

電話/0223-35-6019
〒989-2421 宮城県岩沼市下野郷新関迎6番

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