掲載日:2012年05月01日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
スーパーバンディット13やスピードウェイRX10、ダイアモンドバックなど、日本人の頭型に合うシンプソン社のヘルメットを次々とリリースしてきた、カナダのノリックスプロジェクト。同社が4月末に発売を予定しているのが“モデル30”だ。
同品が初登場したのは’70年代。そしてノリックスが、この個性的なモデル30の復活計画をスタートしたのは一昨年5月だった。約40年も前の製品で、シンプソン本社にもオリジナルの型は残っておらず、デッドストック品からマスターを作ることになったという。ただし、当時のまま復活させたのでは現行の安全基準をクリアできないため、視野や保護範囲を満たすべくデザインを変更。しかし納得するモノができず、復活計画を一度、白紙撤回したことも……。それでも販売にこぎ着けたのは、ユーザーからの応援があったからだ。
完成した復刻版モデル30は、SG規格を満たしながらも当時の雰囲気を忠実に再現している。すでに予約はスタートしており、早くもファーストロット分は完売してしまったというから、人気の高さが分かろうというものだ。内装はシリーズ初のフル脱着式を採用するなど、機能面でも充実している。なお、一部カラーは少量生産となっているので、ほしいと思えば早めの決断が吉、なのだ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
モデル30と言えば、チンガードの正面と側面の両方に開けられたスリットが特徴だ。検討の末、幅は5mmに決定
シールドは他のモデルと同様、ノリックスプロジェクトが独自に開発したフリーストップと呼ばれる開閉システムを採用。ノートPCのように任意の角度で止まるものだ。なお、シンプソンのロゴは旧タイプが採用されている
内装はシリーズ初のフル脱着式に
オプションのシールドは、スモークとライトスモークが5250円、クローム、ライトクローム、レインボー、ライトレインボーが8400円で販売される
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