掲載日:2012年01月31日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
大阪の富田林市にファクトリーを構えるベビーフェイスは、バックステップキットやフレームスライダーなど、いわゆる“削りモノ”のオリジナルパーツで世界中に知られているが、それらと同等以上にカーボンパーツにも力を注いでいるのだ。
ライテンマックスと名付けられた同社のカーボンパーツ、一番の特徴は、ドライカーボンでありながらウェットカーボン並みの手頃なプライスを実現したことだ。広く普及しているウェットカーボンのパーツは、カーボンファイバーで編んだ布を重ね、常温のまま樹脂で固めて成形したもので、低価格で作れるメリットがある。一方のドライカーボンは、カーボンの織物にエポキシ樹脂を染み込ませたプリプレグと呼ばれる素材を使用。これを重ねて真空引きし、オートクレーブという圧力釜で焼き固めて成形している。軽くて強度に優れるパーツが作れる半面、大量生産に向かないというデメリットも。
だが、ベビーフェイスではさまざまなノウハウを積み上げることで、ドライカーボン製品のコストダウンを実現。なお、プリプレグは、航空機メーカーに素材を供給している日本企業のものを使用しているという。
ドレスアップ効果が高いだけでなく、転倒時にマシンを保護する効果も期待できる。これはお勧めだ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
カーボンは紫外線に弱いため、成形後の塗装は必須。ベビーフェイスでは織り模様を生かすためにクリア塗料を使用し、最後に研磨して仕上げている
すべてZX-10R(’11~)用。エンジンカバーシールドL/R:各1万5750円、エンジンカバーシールドR-C:2万1000円
同ZX-10R用。スイングアームカバー:4万425円、リヤフェンダー:3万9900円、同インナー:1万2600円で販売
右からGSX-R1000エンジンカバーシールドR:2万6250円、CBR1000RR用メーターステーは発売未定、YZF-R1用エンジンカバーシールドL:1万5225円
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