各部に秀逸な工夫を盛り込む ワイドサイズもラインナップ

掲載日:2012年01月17日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

Photo/前川健彦  Report/大屋雄一  記事提供/ロードライダー編集部

特に’70年代、アメリカのレースシーンで圧倒的なシェアを誇ったベイツから、魅力的なレザースーツが発売された。ウエストのファスナーで上下が分割するセパレートタイプで、ジャケットだけ、パンツだけといった使い方も可能だ。年に数回のイベントレースや、サーキット走行のためだけに本格的なレーシングスーツを買うのはちょっと……という向きにピッタリの商品である。

このレザースーツ、類似商品との大きな違いは、ウエストに設けられたアタッチメントベルトだ。いわゆるセパレートスーツは、ジャケットだけ着られるといっても、設計上どうしても丈が短くなりやすく、お腹が出てしまってカッコ悪いといった声も聞かれた。そこでベイツは、ウエストに幅6cmの取り外し可能なベルトを追加し、この問題を解決。

パンツは、手持ちのベルトが使えるようにループを設けたり、ブーツイン/アウトの両方に対応するべく裾にファスナー式のマチを設置。さらに、バンクセンサー用のベルクロを隠すためのニーカバーを同梱するなど、革パンとしてのスタイリングにも非常に力を入れているのだ。

要所にはシャーリングやケブラーニットを配置し、レーシングユースでの運動性も追求。まさにこれ1着で、さまざまなシーンで活用できる。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/ベイツ
  • 販売元/ストラット
  • 製品名/BAS-S5SS 3ウェイセパレートレザースーツ
  • 素材/表地:カウハイド、ケブラーニット、裏地:ポリエステルメッシュ
  • 同梱品/バンクセンサー、ニーカバー
  • サイズ/M、L、XL、XXL、MW、LW
  • カラー/黒、黒×アイボリー、黒×赤、アイボリー×黒
  • 価格/10万2900円

[ DETAILS ]

前後の身頃やアームホールにシャーリングを設けて動きやすさを追求。表地は1.5~1.6mm厚の牛革で、部分的にパンチングレザーを使って蒸れを軽減

往年のアメリカンレーシングカーを彷彿させる大胆なストライプ。腰部分に見えるのがアタッチメントベルトだ

ポリエステルメッシュのインナーは上下とも取り外し可能。背中や胸部なと要所にプロテクターを標準装備する

バンクセンサーを取り外した際に残るベルクロ。写真はこれを隠すためのニーカバー装着カット。リペア用のバンクセンサーは4200円で販売される

[ お問い合わせ ]

〒124-0012 東京都葛飾区立石8-44-38
電話/0120-91-7790

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