スズキ GSX-S1000F ABS
スズキ GSX-S1000F ABS

スズキ GSX-S1000F ABS – 甲乙が付けられない2台のGSX-S

掲載日:2015年09月03日 試乗インプレ・レビュー    

レポート/中村 友彦  写真/吉見 雅幸  記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はカスタムNo.1マガジン『ロードライダー』の人気企画『New Model Impression』を再編集したものです

詳細写真

特徴的なサイドカウルには、スーパースポーツで流行中のレイヤー構造が取り入れられている。GSX-R1000K5~8用をベースとするロングストローク指向のエンジン(73.4×59mm。K9以降は74.5×57.3mm)は、カムやピストンなどを刷新し、ストリート向けとして最適な特性を獲得

ブレンボ製ラジアルマウントキャリパー+φ310mmディスクは、ネイキッドのGSX-S1000と共通の装備だが、フォークのセッティングが異なるためか、Fのフロントブレーキは初期タッチがやや甘く感じられた。なお、ショックユニットは前後ともカヤバ製。シンプルな構造のリヤはプリロードと伸び側ダンパーしか調整できないが、φ43mm倒立式のフロントには圧側ダンパーアジャスターも備えられる

スイングアームは現行GSX-R1000(L5)用をそのまま転用。ただしアルミツインスパーフレームや前後ホイールを筆頭とする、その他の主要パーツはすべて専用設計だ

メーターは軽量化に配慮したLCD式。テーパータイプのアルミ製ハンドルはレンサルが手がけたファットバーだ

ガソリンタンクのホールド感とシートの座り心地は実に良好。さらに言うならGSX-Rと共通の形状を採用したステップバーも、なかなかのグリップ力を発揮してくれる

テールカウル内にはETCユニットとちょっとした荷物が収納できるスペースが設置されている。タンデムシート裏に見えるふたつの黒いストラップは格納式荷かけフック

ヘッドライトはマルチリフレクター式で、ポジションランプはLED。バックミラーはネイキッド仕様と同じハンドルマウントで、スクリーンは調整機構を持たない固定式

試乗ライダー プロフィール
中村 友彦
久々に顔マネシリーズを復活させてみたものの、出来栄えはいまひとつ…。強烈な日光に負けずにもっと目を見開いたうえで、鼻筋の通りを強調するべきだったか。悔しいので、今後はフェイスペイントも考慮するべきかもしれない?

BikeBooksで雑誌・電子雑誌をチェック!

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索