

掲載日:2012年04月19日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/佐川 健太郎 撮影/渡邉 英夫(MOTOBASIC)
4眼タイプのプロジェクターヘッドライトを採用。中央2灯がローで外側2灯がハイビーム。その両脇がポジションランプ。ヘッドライト上部の大きな開口部はラムエアダクト。
V字デザインが印象的なLEDタイプのテールランプ、クリアレンズのウインカーは従来どおり。新型では新たにグラブバーが装備された。
サイドカウルのフィンは大型かつ立体化され、よりメリハリの効いたデザインになり、エンジン周りの冷却効果もアップ。フルカウル奥の水冷4ストロークDOHC直4エンジンは1,441ccに拡大され200psを発揮。
特徴な左右2本出しマフラーはサイレンサー形状が円筒から5角形になり大容量化。ECUプログラミングの見直しにより従来モデル以上の優れた燃費効率を実現。
左手元のスイッチによって「ロー」と「フル」の2つのパワーモード、および3段階のKTRC(カワサキ・トラクション・コントロール)の設定が可能。
フロントブレーキはペタルタイプφ310mmダブルディスク、4Pラジアルマウントキャリパー、ラジアルポンプマスターシリンダーの組み合わせにより、強力な制動力を発揮。タイプ設定となるABSを装備。
リアブレーキにはφ250mmペタルディスクと2ポットピストンキャリパーの組み合わせ。 従来よりも軽量タイプの新設計10本スポークホイールを採用しバネ下重量を低減、ハンドリングを向上させた。
前後サスペンションは、ともにプリロード、伸び側減衰、圧側減衰が調整可能なフルアジャスタブルタイプを採用。バネレートと減衰特性も見直されている。
シートデザインも変更され、より前後の段差を強調しつつフロントシート座面もワイドになりホールド性をアップ。シートレザーの質感も向上している。
フロントシート後端に格納式の荷かけフックを装備。タンデムグリップの荷かけフックと合わせて荷物の積載性も高められた。センタースタンド掛け用のアルミ製グリップの質感も従来どおり。
空力への徹底したこだわりはバックミラーのデザインにも及ぶ。先端の尖った紡錘型のミラー本体や薄いプレート状のステーが空気を切り裂く。
マルチファンクションディスプレイには燃料やギヤポジション、オドメーター、デュアルトリップ、時計の他、パワーモードとKTRCのレベルも表示。LCDには瞬間/平均燃費計や航続可能距離、電圧、外気温も表示される。
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