



掲載日:2011年03月03日 試乗インプレ・レビュー
写真/山下 剛 取材・文/土山 亮

ボディ同色のヘッドライトケースと美しいメッキのヘッドライトリムは質感も良い。また、先代では角型だったウインカーは砲弾型へ変更された。

フロントホイール径は先代と同じ19インチ。リア18インチホイールとの組み合わせが生み出す穏やかなハンドリングは、誰にでも馴染みやすい。

ボアのみを5mm拡大して773ccとしたエンジン。カムを駆動するベベルギアは研磨方法を変更し、ギア鳴りを大幅に軽減させた。

F.I. はケイヒン製。インジェクターボディを隠さず、潔く露出させている。フィーリングは極めて自然で、Wのキャラともマッチする。

F.I. に必須の燃料ポンプはタンク底面にセットされる。タンク内にポンプを配置しないことで先代モデルと同じ14Lの用量を確保。

W800の文字が光るサイドカバーはタンク同色の設定で、車両の高級感を演出するのに一役買っている。メタリックも深い色合いだ。

三元触媒を搭載するキャブトンタイプマフラー。サウンドは静かだが、ライダーにとっては心地よい排気音を奏でてくれる。

リアサスペンションは完全な新設計。先代のセミカバードタイプよりもシンプルでスタイリッシュだ。コーナーでもよく踏ん張る。

シートは細かなタックロールが全面に入るタイプだ。気になるシート高はW650よりも10mm低い790mmとなり、足着き性はかなり向上している。

ドライブスプロケットカバーは電気部品の放熱と、ドレスアップを兼ねて肉抜きされており、外観上のアクセントとなっている。

タンクエンブレムは一新され、より『W』を強調するデザインとなった。タンク塗り分け部分のボカシ具合も良い雰囲気だ。

メーター文字盤は書体、デザインともに一新された。インジケーター類はタコメーター側に集中して配置されている。

左右のスイッチボックスは、引き続き旧型タイプを採用する。昔のカワサキ車を知る人にはどこか懐かしい形状だ。

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